第14回楽に生きて何が悪い 言葉の魔力を使って人に好かれる魔法を使おう!
●言葉の魔力
わたしたちが何気なく使っている言葉には、ひとつひとつ意味があり、人は強く言葉の影響を受けます。
気持ちのいい言葉や、思いやりのある言葉を使う人は、人に好かれ、言われた人はうれしくなり、能力以上の力を発揮します。
不快な言葉や思いやりのない言葉を使う人は、人から嫌われ、言われた人は腹立たしく思い、やる気を失くしてしまいます。
言葉には魔力があります。
言葉をうまく使う人は、魔法使いになれるということです。
●人は認められたいという本能がある
人間が他の動物と大きく違う点に「言葉を使って気持ちのやりとりをする」というところがあります。
もちろん、人間以外の動物でも鳴き声などで意志のやりとりをする動物は多いのですが、人間ほどフクザツに言語で会話する動物は、まだ発見されていません。
そして人間は“他者から良い言葉をかけられると嬉しく感じる”という本能をもっています。
つまり、人からほめられたいという欲求があるのです。
「人からほめられたい欲求」とは「人から認められたい」という欲求です。
逆に人は「ひどい言葉をいわれる」ということを嫌います。これは「人が自分を否定している。認めていない」ということになるからです。
この欲求をお互いに満足させているのが「夫婦」「恋人」「友人」という関係です。
この関係が壊れるときは、どちらかが、どちらかを「認めない・認めたくない」ということになります。
●人間関係を良くするには
逆にいえば、良好な人間関係を壊したければ「人を認めない言葉」を相手に投げかければいいのです。
「あなたって本当にダメだね」
「顔も見たくないよ」
と、いえば例えそれが冗談であったとしても、繰り返しているうちに、良好な関係は崩れていくことでしょう。
「あなたのことが大好きです」
「あなたはかけがえのない人です」
と、繰り返しその人に語り続けていれば、それほど本気でいっていなくても、好感を得ることができます。
よく「口先だけいいこといってもダメ」といいますが、現実には「口先だけ」の人にダマされたり、詐欺にあってしまう人のなんと多いことか。
つまりは「口先だけ」「言葉だけ」で相手を信用してしまっているわけです。これが「言葉の魔力」です。
言葉の魔法を上手に使う人は、無駄な苦労をせずに楽に生きることができます。
なぜならば、人は自分を信用し、人から嫌われず、楽に楽しく生きることができるからです。
楽に生きる方法として、いい言霊をたくさん使うといいということですね。
これは他人への言葉掛けにだけではなく、自分自身に対しても、たくさんいい言葉を掛けてあげてくださいね。
●まとめ
・ 言葉には魔力があります。言葉をうまく使う人は、魔法使いになれます。
・ 人間には他人から認められたいという欲求があります。
・ 楽に生きるには、いい言霊を他人にも自分にもたくさん掛けることです。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)拝
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