次の『いきぞこないなう!』は“正義論”!


 10月8日(水)21:00〜21:45は、ニコニコ生放送で『いきぞこないなう』をやります。

 今回のテーマは“正義論”!

 題して『脱力系TV! 生きぞこない なう!』は〝あたなの正義に気を付けろ〟と題してお送りします。

 


●正義ってなんだろう?
 ぼくたちは正しいことは良いことだと思い込んでいます。

 でも正しいことって何?

 一方が正しいことだと思っていても、他方から見れば困ったことであったり、迷惑であったり、場合によっては悪となってしまうことだってありますよね?

 
 また、正義の反対として“悪”というものがあります。

“正義”を主張するのは“悪を懲らしめるため”という場合があります。

 なんといっても相手は“悪”で、自分は“正義”なのですから、悪を倒すためなら、いかなる手段を講じてもやむなし! なんて考え方もあります。

 そうなってくると、正義のためならいかなる非道・卑怯な方法でもいいと主張する人もいます。


●人は自分の正義が通らないとき争いになる
 近代戦争というのは、そのすべてが自分たちの正義や平和というのを大義名分(ある行動のよりどころとなる正当な理由や道理)にして行っています。

 また、人間同士の争いというものは、自分の正義が通らないために起こることがほとんどなのです。
 
 人が不機嫌になっているときも、自分が正しいと思っていることや相手が自分から見て間違っていると思ったときに、人は不機嫌なることが多いのです。

 人にはそれぞれに自分の正義があり、その正義を正しいと思っていますから、その正しいことを主張し、それが受け入れられないと不機嫌になり、場合によっては争いになるのです。

 だとすると、もしかしたらその正義は、その人のわがままである場合もあるかも知れません。


●ネットにあふれる正義の味方たち
 21世紀はネット社会。それまで自分の思いを不特定多数に告知することは、ほとんどできませんでした。

 しかしインターネットという文明の利器によって、誰でもいつでも全世界に自分が思っていることを、公表することができるようになったのです。

 そしてそれは、ホームページからブログに。ブログからツイッターFacebookのように、より簡単に、より気軽にできるように発展してきました。

 それ自体は悪いことではありませんでしたが、それまでよほど親しい人以外は知らなかった、その日人個人の思想や考え方、普段思っていること、いま思っている本音が世間に漏れ出るようになってきたのです。

 
TwitterFacebookmixiは本音発見器
 昔から、野球の話しと政治や宗教・思想の話しは飲み屋でするなと言われています。

 なぜならば、それぞれの個人個人に強い思い入れがある場合が多く、それまで親しくしていた人でも、そういった話しからケンカになってしまったり、気まずくなってしまうことが多かったからです。

 ところが、TwitterFacebookmixiでは、そういったことをついポロリとつぶやいてしまい、周囲からヒンシュクをかってしまうことが多くあるようになりました。

 それらのつぶやきのほとんどが、自分にとっては正しいこと=正義だと思って投稿しているのです。

 正しいと思っているから、周囲からヒンシュクをかうようなつぶやきを投稿してしまうのです。

 TwitterFacebookmixi等で、普段とんでもなくヒドイ発言をしている人がいるんだけど、実際に会ってみたらとても常識人でいい人だった。だからTwitterFacebookmixi等の発言は一種の演技なんじゃないか? なんていう人がいますけど、わたしが知る限りその人が誰かと会っているときに、ただ自分が思っていることを伏せているだけで、本当はネットやTwitterFacebookmixiでいっているのが、その人の本音を言っていることがほとんどであると思います。

 わたしが思うに、ネットやTwitterFacebookmixiというツールは、その人の本音が漏れやすいスールであると思います。


 外国人や在日の人に対して、実際に会ったときは何も言わないのに、ネット上ではとても普段のその人の口から出るでは思えないような下品な悪罵を投げつける人がいますが、それはおそらくその人が普段口では言えない“本音”がネットというツールを通して漏れ出てしまうのでしょう。

 普段言わないようなことをなぜ、ネットでいうのか?

 それはそのい人にとって、正しいことだと思っているからでしょう。

 それはその人にとって正義なのです。


●〜でなければならない! という正義
 世の中の人というのは、正しいことをしてはならないと教えられ、また教えています。

 不登校・ひきこもり・ニートの人や、生きづらさを抱えている人の中には「〜でなければならない」という呪縛に苦しんでいる人が少なからずいるようです。

 例えば「子どもは学校に行かなければならない」という考えに凝り固まってしまうと、不登校になってしまった子どもは余計に苦しんでしまうことになります。

 その親もまた、「子どもを学校に行かさなければならない」と凝り固まってしまうと、子どもが学校に行かないと「学校に行かないのは悪いこと」と、決めつけてしまい、子どもを責め続けてしまったり、親自身も「子育てを間違った」と自分を責め続けてしまうことがよくあります。

 でもそうやって苦しむことは本当に正しいことなのでしょうか?


●犯罪者の俺は悪くないという主張
 正義論とは少し違うかもしれませんが、犯罪者も、自分は悪くないと主張することがあります。

・俺が万引きをしたのは、店員がよそ見をしていたからだ。悪いのは店員であって俺ではない!

覚せい剤や危険ドラッグが簡単に手に入るから、俺はつい使ったんだ。悪いのは取締りをちゃんとしない警察や、売人で俺じゃない!

・女の子が真夜中1人で、ミニスカートで歩いているのは、女の子が襲ってくれといっているようなもの。もし襲われたとしても女の子も悪い。

 などなど・・・ このような主張も悪いのは相手や周囲であって、自分ではないといっているのですが本当にそうでしょうか?


 次回の『いきぞこないなう!』では、そんなことを語りたいと思っています。

 ご覧になりたい方は、10月8日(水)21:00からですのでぜひ!
   ↓

FHN放送局から派生した『脱力系TV! いきぞこないなう!』は毎月第二水曜日 21:00〜21:45 ニコニコ生放送で放送配信ちう〜!
 ご覧になりたい方は、放送配信時間にMACH−YVの『いきぞこないなう!』右横にある「いきぞこないなう!」の文字か「タイムシフト視聴」をクリックしてくださいませ!

また希望者は、人数に限りがありますが、入場料1000円で、スタジオ観覧できます。
お問い合わせは osaogu@yahoo.co.jp までお願いいたします。



FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)拝




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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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