劣等感・自己嫌悪を持ちにくくするには?

どんな人にも劣等感があり、自己嫌悪におちいってしまうことがあるものです。


劣等感や自己嫌悪ある程度あるのは当たり前のことなのですが、強すぎると、自分を傷つけ、他人を不愉快にさせてしまうやっかいなもの。


今回は、劣等感や自己嫌悪を持ちにくくする方法をひとつ伝授いたしましょう。



● 自分と他人を比較するべからず!



なぜ劣等感、自分が人より劣っていると感じるのかというと、それは自分と他人を比べるからです。


「隣りの芝生は青く見える」というように、自分と他人を比べると、同じくらいなら他人のほうが優れているように見えるもの。

 それは自分のことは、特に自分の欠点や嫌なところは、他人よりも自分がよく知っており、さらに相手を見るとき、当然他人というものは、自分の欠点や負の事情などは隠すものですから、相手のほうがなんとなく自分より優れていたり、自分より有利に見えがちになります。


 さらに劣等感が強い人は、そんな自分が嫌。そんな自分を認めたがりませんから、ますます劣等感・自己嫌悪が強くなってしまい負の連鎖が起こってしまいます。



● 嫉妬・ねたみ・そねみ・ひがみ・恨み・つらみはどこから生まれてくるか?

人間の悪感情である嫉妬・ねたみ・そねみ・ひがみ・恨み・つらみというのも、自分と他人を比べてしまうところから生まれやすいのですよ。

 これらの悪感情について、簡単に説明しておきましょう。



・ 嫉妬 相手を羨ましく思い、相手を憎く思うこと


・ ねたみ そねみ 嫉妬と同義。相手を羨ましく思いイジける思い。


・ ひがみ ひねくれた思い。


・ 恨み 他からの仕打ちを不満に思って憤り憎む気持ち。


・ つらみ 「恨みつらみ」として使う。つらい気持ちのこと


これらの感情は、自分と人を比較することで生まれやすいのです。

 これらの感情を持っていると、相手の不幸や失敗を願ったり、悪口をいうようになったりしがちです。


 もし、あなたの近くにこういう感情を持っている人がいて、あなたがその人の感情を知ってしまったとしたらどう思うでしょう?



● 人と比べる習慣にいいことはない

自分と他人と比べる習慣を持っていると、あまりいいことはありません。

 ある人が自分と他人を比較して、相手が自分より劣っていると判断したとしましょう。

 その人は「アイツには勝てないけど、こいつはオレより格下だ」と、劣等感の反対である優越感を持つかも知れません。


 そういう人は、劣等感と同時に優越感を持つことになるわけで、こういった優越感では「いつ人に抜かされるかわからない」という焦りやストレスも生まれがちです。


「人は競争するから成長するんだ」という考え方があり、それは決して間違っていませんが、自分と他人の比較ばかりに目がいって自分と他人の勝ち負けがすべてになってしまうと、場合によっては、自分が成長することではなく「他人の足を引っ張っぱる」ことで勝とうとするかも知れません。

 これはあまりみっともいいものではありませんし、他人の足を引っ張る自分というのは、それこそ劣等感や自己嫌悪の原因になり、人の足を引っ張って、自分を上に立たそうとする人に、好感を持つ人は少なく、むしろ自分自身の評判を落としてしまうことになります。



 劣等感や自己嫌悪を持ちにくくするひとつのコツとして、「なるべく自分と他人を比較しない」というのは、かなり有効な方法だと思いますがいかがでしょうか?






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巨椋修(おぐらおさむ)


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