政治や学校のせいにするより自分を変えよう
●政治や学校のせいにするより自分を変えよう
とにかく、行政や学校など、公的なものへの被害者意識が強い人がいます。
「学校が悪いから、不登校になった」
「政治が悪いから、仕事がない」
などなどなどなど。
これらのセリフを生きづらさを感じている人や、不登校やニートひきこもりの人から、よく聞きます。
確かに、そうである場合もありますね。
『不登校・ひきこもり・ニート』というのは、政治や行政と関係することも多く、学校の対応の悪さで学校に行けなくなる子どももいるのは事実ですし、政治ができること、やるべきことというのもたくさんあります。
また、そういったことに関して運動していくことは、とても重要なことだと思います。
でも、わたし個人としては、こういった政治的な問題についての考慮、追求、考察よりも【個人はなにができるのか?】ということに注目をしたいと思っているんです。
政治や行政等に関心がある人に、そういうことはまかせて、個人として自分に何ができるのかといったことに注目をしたいのです。
政治とか学校とかの組織を変えましょうとかじゃなくて【自分で、自分を、どれだけ、変えることができるのか?】
わたしは元々そういったことに関心があるんです。
●自分を変えようと思っても・・・
政治とか学校を変えるには、動き出すだけですいぶんと時間がかかり、派閥や思想と関わることがあったり、達成できるまで数年、数十年とかかりますしね。
自分ひとりを変えるのなら、その日から行動に移すことも可能ですし、いま苦しんでいる当事者や保護者だった、何年、何十年も待てないと思いますゆえ。
そんなこともあって、政治を変えるというより、わたしは個人でできることに関心が強くあります。
もちろん、政治活動や市民運動に反対しているわけではありません。
でもそんなことを考えて、自分はもちろん、いろいろな人たちを見ていて思ったことがあるんですよ。
自分で自分を変えようとおもってもなかなかうまくできないことが多いと思うんです。
だから、自分を変えようとするのもいいけれど、その前に今の自分を「自分ってこういう人間なんだ」と認めること。
そして自分で「嫌な自分って思うことも多いけど、でもこんなところは好きだな」と、自分の好きなところを認めてあげて、そこをより伸ばしてあげて欲しいんです。
●どうせ人はいつか変わってしまいます
でも、自分で自分を変えることは、それはそれは本当に難しいものです。まして親子・親友・夫婦・恋人同士であっても人を変えるのもっと難しいこと。というより、自分自身すら変えることが難しいのですから、ほとんど無理。
むしろ、親子夫婦であろうとも、人を変えようとしないほうがいいくらいです。
でも、どんな人でも変わっていくものなのですよ。
「諸行無常」といいますけど、諸行(すべてのもの)は無常(常にそのままであり続けることはでき無い)なのです。
と、すれば、どんな人であっても今の自分で居続けることはできないということです。
どうせやがて変わっていくのですから。
どうせなら、好きな自分を認めて、いい方向に変わっていってほしいものだとわたしは思います。
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巨椋修(おぐらおさむ)
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