新FHN放送局 第2回「五月病について」


五月病について

五月病』っていう名前、みなさんは、医学用語でないのをご存じでしたか?

五月病とは、もともと大学入学後の学生が、5月連休あとくらいからうつ的気分にみまわれ、無気力な状態になる事からついた病名なんです。

しかも!この病態は、5月限定のような名前であるにもかかわらず、実際は5月に限らずに発症します。

それも、学生、新卒者、一般人、老若男女を問わずです

『いつでも』『どこでも』『誰にでも』起こる、やっかいな病態なんですよ

五月病によく見られる症状とは、抑うつ気分、思考抑制、不安感、あせりなどで、不眠、強い疲労感、やる気がでないと訴える場合が多いようです。

放置しておくと、うつ病にまで進展してしまいますのでご用心!

せっかくの人生を、憂うつなものにしないためにも、対処法について知っておきましょう


五月病のおもな原因

よくいわれる原因としては…

・受験や入社への緊張からの解放
・新しい生活への失望。
・目標を達成した後、次の目標を見失ってしまい、混乱してしまう。
・現実に接して、今まで膨らませていた期待が急激にしぼみ、失望し、やる気をなくす。


などがあります。人それぞれストレスによる耐性が違うので、同じ環境であっても、みんなが同じように発症するとは限りません。

そしてそんなストレスから心を防衛しようとして起こるのが五月病

心が疲労困憊したのでSOSを出して訴えているというわけ。

これは他の心の病にもいえることかも知れませんね。


◆対処法


五月病をはじめとする心の疲れに対処する方法としては

・ 会話(相談)
・ 気分転換(ストレス解消)
・ 規則正しい生活(リズム)


どんなに強い人でも、無理をすれば心が疲れてくるのは当たり前のこと。

ぜひ積極的にストレス解消をしたり、誰かに相談したりして、心の疲れを軽減していただきたいもの。

ときには弱音を吐いてもいいと思うんですよ。

五月病や心に疲れを溜めやすい人って、過去に心が傷ついてしまっていて、「どうせ」とか「自分なんて……」と、無気力になりやすいもの。

そんなときは、ちゃんと心の声を聞いて、壊れてしまうまえに予防をして欲しいものです。



FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)


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