人生にはマイナス思考も必要です


プラスマイナス=マイナスプラスでと、読みます。


プラスマイナスに0(ゼロ)でと、読みます。


どういうことか?


つまり、人間はプラス思考だけではダメ、マイナス思考だけでもダメってことです。


一見、なんにでもプラス思考、ポジティブシンキングをしていると、幸せになれそうに思えますが、現実というものは、いいことばかりじゃありません。

つらいこと、悲しいこと、嫌なこと、苦しいことから学ぶことがたくさんあります。

つらいこと、悲しいこと、嫌なこと、苦しいことを経験し、それらから学ぶと、人は人に優しくなることができます。

また、マイナス思考、ネガティブシンキングというのは、過去の失敗から学んできたことでもあります。

マイナス思考というのは、失敗への警鐘でもあるわけで、それを強引にプラスに考えてしまうと、取り返しのつかないことになるかも知れません。


特に、うつ病双極性障害躁うつ病)、統合失調症の人の場合、本当に危険なのは、躁状態のとき。


躁状態が進んでいけば、本人が自覚なく、とんでもないことをしてしまったりしますが、それは極端なプラス思考状態と同じなのです。

どうしても「マイナス思考などいらない」と思いがちですが、つらいことや悲しいことがあったとき、あるいは失敗をしたときに、ちゃんと落ち込まないと、心のバランスが取れなくなってしまいます。


一日が昼ばかりではないように。

晴れた日ばかりではないように。


心もいろいろな気分があるのが一番いいんじゃないでしょうか。


プラスマイナス=マイナスプラスで


プラスマイナスに0(ゼロ)で


落ち込むときはちゃんと落ち込んで、そのあと復活しましょう。


いいことがあったときは、ちゃんと嬉しがって、そのあと落ち着きましょう。


問題なのは、落ち込みっぱなしになることや、プラス思考が行き過ぎて疲れてしまったり、無謀になってしまうことでしょう。

プラス思考も必要なように、マイナス思考もあなたの一部。

ちゃんと受け止めてあげましょうよ。





FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)