人付き合いの下手な人は

人付き合いの下手な人の特徴は、人が自分のことをどう思っているのか気にしすぎていることです。

自分がどう思われているかを気にするあまり、人のことを思いやっていない人がほとんど。


「そんなことはありません。人のことを気づかっているのですが、どうすればいいかわからないのです」

と、人付き合いの下手な人はいいます。

あるいは「空気を読みすぎて、どうしていいかわからなくなるのです」と、いう人もいます。

このようにいう人の心理はこうです。

「いま、目の前にいる人はお水を欲しがっているに違いない。でも“わたしのような者”が、お水を差し出したら、この人は不快に思うのではないだろうか?」

あるいは

「いま、目の前にいる人はお腹が空いているに違いない。いまわたしはお手製のおにぎりを持っているが、このおにぎりをあげようとしたら“こんなものが食えるか!”と怒られてしまうかもしれない」

というもの。

と、すれば確かにこの人は、相手のことを考えていたり、空気を読んでいるのかもしれません。

でも、この人は、本当に“相手のことを思いやっている”といえるのでしょうか?

本当に“相手のことを気づかっている”といえるのでしょうか?


違います。


この人は“相手の人が、自分のことをどう思うのか? もしかしたら嫌われるのではないか?”と、相手の人よりも、自分がどう思われるのかを気にしているのです。



FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)