世の中が悪くないと気がすまない人たち
世の中が悪くないと気がすまない人たち
おもしろいことに世間には『世の中が悪くないと気がすまない人たち』というのがたくさんいます。
とにかく
【最近は凶悪犯罪が増えて困っている】
【年々社会は悪くなっている】
なんていうお題目は、数十年も前からず〜〜〜〜っと言われ続けていることだったりします。
もしそれが本当なら日本は、トンデモナイ犯罪大国になっているハズ。
そういった人たちは
【昔の人は貧しかったけどみんな優しかった】
なんて言ったりもします。
本当なんだろうか?と調べてみたのですよ。
犯罪を調べるとき、一番誤差やブレがないのが殺人事件なので、それをベースにちょっと調べてみました。
するとですね、平成の現代よりも昭和時代の方が、はるかに凶悪犯罪の発生率が高いんです。
『警察白書』によると、殺人がもっとも多かったのは昭和29年の3,081件。
昭和ノスタルジー映画「三丁目の夕日」の舞台となった昭和33年の殺人発生数は2,683件です。
平成22年の殺人事件は、それにくらべてたったの1051件! これは3年連続の戦後最低の記録更新中なのです。
テレビとかで良識ぶったコメンテーターが
「いよいよ日本の治安もアメリカ並みに悪くなってきました」
なんて知ったようにいいますが、それもとんでもないことで、ニューヨーク市で2011年(平成22年)の殺人件数は過去最低の記録なんですが殺人件数389件件。
日本は全国で1051件です。
ニューヨーク市の人口が800万人で日本が1億2800万人ってことを考えたら、いかに日本が平和であるかということになります。
おまけにニューヨークはアメリカの大都市でもっとも治安のいい都市なんです。(苦笑)
つまり、全然アメリカ並みの治安の悪さじゃないってことなんですね。
ぼくがこんなことを書くと、絶対に「いやいや最近の凶悪犯罪は質が変わってきた」とかいって、なんとか現代の方が悪くしないと気がすまない人がいたりします。
猟奇殺人とか、大量殺人も、昔から一定量あって、数が増えているということはないようなんですね。
当然、殺人事件が減っているのですから、猟奇殺人も大量殺人も減っていると考えるの当然です。
現実に凶悪犯罪が減っているのに、マスコミはそのことは言わないんです。
政治家も与野党とも言わないんです。
社会運動家も言わない。(笑)
なぜか?
ショッキングな犯罪があったり、危機感を煽ったほうが、新聞雑誌の売り上げも、テレビの視聴率も上がるからなんですね。
政治家にしても、最近悪くなったと主張した方が、権力の」維持や奪取に都合がいいんです。
社会運動家も、世の中が良くなったら自分たちの存在意義がなくなるから言わない。
『不登校・ひきこもり・ニート』の支援者の中にも【全部学校や社会が悪いから】というスタンスの人がいて、そういう人たちは学校や社会が良くなったら、都合が悪くなる人がいます。(苦笑)
つまり、「最近急増している凶悪犯罪」を信仰している人ってのは、マスコミや政治家、正義を気取る社会運動家に踊らされている人っていうことができそうです。
ふ、ふ、ふ、
愚民どもめ、そうやって踊らされていると、そのうちまた戦争とかのムードになったとき、そのムードに流されて一気に突っ走ってしまうぞよ。
『不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)
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