ルールと呪縛
わたしたちは、いつも何かに縛られて生きています。
ルール。
常識。
男だから。
女だから。
親だから。
子どもだから。
基本的には、ルールや常識というのは“生きやすくするため”に便利な方法なんですね。
自動車は左側通行に決めましょう。と、決めてしまうと、事故も少なくなるし、お互いに便利な方法なんです。
それなのに一人だけ
「オレはそんなルールはいらない。オレは自由に生きたいんだ」
と、交通ルールなどまったく無視で自動車を運転されると、迷惑なんてもんじゃない大変なことになってしまう。
かくもルールや常識は便利で大切なものなんですが、ときとして自分で自分の可能性や行動まで、縛り付けてしまう人がいます。
ギチギチに縛り付けて、自分で動けなくなってしまっている人がいます。
心もそうでいつも、自分を追い詰めて一人で緊張している人がいます。
緊張はするなといっても、イヤでもせざるをえないようなときがくるものです。
それなのに、いつもいつも緊張の連続では、いざというときポキリと折れてしまいます。
ルールや常識は大切。
でもそれに縛られすぎないことです。
それを“呪縛される”といいます。
たまには呪縛を解いて、心と体の凝りをほぐしてほしいものですね。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)