ある母親のラジオ相談なんですが……


07年にブログに書いたものを再掲載します。
ユーチューブでの放送に、不快と感じる方もおられると思いますので、お聞きになるのは自己責任でお願いいたします。

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ども、巨椋修(おぐらおさむ)です。

このブログで、『不登校・ひきこもり・ニート』というのは、家族内でいろいろな問題を抱えている場合があるということを書いたりしています。



で、加藤 諦三(かとう たいぞう)さんという心理学者がいて、まあいろいろと不登校やひきこもりに関係するような著書もあって、わたしも何冊か読んだりしているんですけどね。


この方が、ラジオで『テレフォン人生相談』というのをやっているらしいのです。


で、ある相談が「ユー・チューブ」という動画のサイトに音声のみの(ラジオですから当たり前ですけど)番組が出ておりまして……


まあ、その相談の内容は母親からで



●息子が30歳でひきこもりである。

●息子は、自分が買ったマンションに一人暮らしである。

●自分(母親)は、教員で、子どもの世話は夫に任せてあった。

●夫は働かず、パチンコなどをやってブラブラしていた。



と……、いうことらしいのですが……


聴いているうちに不愉快になる方もいらっしゃるでしょうが、聞く聞かないは自己責任でお願いします。


前半


後半




う〜む……


似たような相談場面は、わたし自身も何度か経験しているのですが……


ちょっと皆様のご意見をお尋ねしたいと思います。


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と、いうことで、いただいたご意見です。


●皆様のご意見
(※ご意見ありがとうございます。皆様のご意見は、この場に残しておきますが、削除をという方は、お手数ですがメッセージをいただければと思います。重ねてご意見ありがとうございました。

巨椋修(おぐらおさむ))




○このおばさんは・・・(-_-;) チャフィーさん
いくつか気づいたことがありますので簡潔に。
1 自分の求めていた回答を得られなかったことに腹を立てた。
2 人の前では常に平静を装いたい・・・ホントの自分をさらけ出したくない人。
3 加藤先生も言っていたように家族を見下す発言(皮肉や嫌味も)が日常的に発せられていたのではないか?と思います。
存在価値も認めていないようですね。
4 このおばさんはまずお金。次にお金。というぐらいに金銭において根深い恨みにも似た感情を夫や息子に抱き続けている。

最後に、さすがの加藤先生も少しカッカきてましたが、同情したくなりました(笑)(2007年04月04日 23時16分34秒)



○どうコメントすればよいものか… 浪野さん
はじめまして、浪野と申します。
ネット出来るPCを持っていないんですが、携帯電話で何とか聴けました。ちょっと時間がかかりましたが。

是非コメントしよう!と意気込んで聴いたのですが……
確かにちょっと不愉快……というかちょっと面白い?
チャフィーさんが挙げていることとだいたい同じようなことを私も思いました。
自分に絶対的な自信を持っている、というより自分の非、弱さを認めたくない。そんな感じがしました。
さらに息子さんの人格完全無視…。自分の子供だからいつかは自分の思う通りになるって、本気なんでしょうか。
何か思うことは色々あるんですが、ありすぎてもう訳が分からないです。


……正直一番気になったのは、
他人を不愉快にさせるような物言いを、自分も無意識のうちにしてたらどうしよう
ってことですかね……。

それにしても最後の展開は予想外でした。まさかオチがあるとは。(2007年04月05日 14時31分10秒)



○おばさんについての意見は言い尽くされているので… Shiena Utanokiさん
これを聴いて、ちょっと思い出したことがあります。
かなり前(たぶん10年以上)の、某大手新聞の悩み相談のコーナーなのですが。
質問(30代女性)『女性としてのスキルを上げるために(←?)子供をひとりは持ちたい。でも、赤ん坊は手がかかるし嫌いなので、子育てはしたくない。そもそも自分は仕事が好きで、家庭に入るタイプではないのだ。どうしたらいいか』
答え『親が自分を犠牲にして子育てをしている姿を見るのは、子供にとっても不幸。面倒な赤ん坊のうちの子育ては、保育所や親戚に頼めばよい。友達のような感覚で付き合える年頃になったとき、友人や恋愛についての相談にのってあげるというのも、立派な子育てである』
これを読んで、「自分を放置しておいた親に、そう都合よく相談しにくるのか?」と驚いたものです。
このおばさんは、↑の子育てを現実でやってしまったのかも、と思いました。
(2007年04月05日 15時29分56秒)



○Re:ある母親のラジオ相談なんですが……(04/04) クレープップさん
こんにちは。いつも読ませて頂いています。
このおばさんの人の意見が聞けないところ、
一生治らなそう・・・ですね。
元教員というプライドや、家族を養ったのは自分だ、私が養ってやった!という自己満足?、娘さんや引きこもりの息子さんが気の毒になりました。
旦那さんをうまく立ち直らせれずに、
挙句に息子さんは引きこもり。
それなのにこのおばさんの自信は一体何処から来るのでしょう・・・。
夜も寝れるほどの、ご飯も美味しく食べれるほどの悩みだと思うと悲しくなりました。
あなたの息子さんだから立ち直るのはもう・・・なのでは。。。
娘さんはお母さんを反面教師にしたのでしょうね。人に感謝する事を忘れると悲惨な結果になるんだととても勉強になりました。
それと、将来、息子さんが引きこもりになると分っていても、この人きっと教員は辞めなかったでしょうね。
退職金で払えないほどの高級マンションなんでしょうから・・・。(2007年04月05日 16時56分31秒)



○書きにくいのですが… inagoさん
天の邪鬼のinagoといたしましては^^;

どちらかというと最初に不愉快に感じたのは、
相談者よりも回答者側の対応(言葉)でした……


(2007年04月05日 18時26分20秒)



○何と言っていいか… 春巻きさん
はじめまして、いつも拝読させていただいております。
ラジオ番組の仕込みと思いたいような内容でした。
この母親は長男のことをどうにかしたいというのではなくマンションのことを気にしてましたね。そういうことからどうもひっかかるんですよね。
それと、仕事のことが忙しかったから〜みたいなことを言ってるうちは何も変わらないと思います。(2007年04月05日 21時11分35秒)



○びっくり!でも。。。。 いるかさん
私もひきこもりの母です。
私もこんな感じなのかしらと衝撃を受けました。
相談して自分を褒めてもらいたいのでしょうね。
(2007年04月05日 22時03分24秒)


○「元教師」に納得しちゃう たまごさん
中年の女教師でまともな人間って見たことありません。ほとんどが人格障害者です。子どもに怒鳴る、殴る、ねちねち悪口を言う、保護者に「お宅のお子さんは変です」みたいなことをいう、言いなりにならない生徒を見てふてくされる、気に入らない生徒をいじめる、等々。

しかもこのオバサンは息子を助けたいんじゃなくて、自分のマンションから追い出したいだけなんですよね。息子とやらにすごく同情します。こんな人間が親だったらって、考えるだけでぞっとする。
話し方にしても、なんだかいい人ぶったり、お上品ぶったり、変なところで「ウフフッ」って笑ったりしてるところも嫌な感じですね。

おぐらさんが前のコラムにも書いていますが、教師の子どもって病気になる人がすごく多いそうです。学校の閉鎖性と、なにか魔力みたいなものがそうさせるんでしょうか…。ベテランの教師ほどどこか逸脱してるんです。(2007年04月06日 00時35分27秒)



聞く耳はもちたい! ゆらさん
このお母さんは、がんばって教師という職業に生きてきた方なのだと思います。がんばる方向性には問題ありそうですが。ただ、家庭の中では、母として妻として無条件に受け入れる、また、受け入れてもらう気持ちよさを知らないのだと思います。そんな風にこの方は育ってきたのではないでしょうか。

ありのままを受け入れる事ができるかどうかは、その人の育ちが大きく影響していると思います。
育ちの連鎖を断ち切る気づきができるといいのですが。

ちなみに、私は、加藤先生の本で気づきました。なので、残念な相談結果ですね。

教師って、いつも自分が正しいと思っているのか、聞く耳を持たない方が確かに多いように思いますね。(2007年04月06日 13時12分42秒)



○色んな意味で・・・ love0420さん
ショックを受けました。が、気づきもありました。

私の父親は長年(トータル50年以上!)教職についてました。母の看護のため、泣く泣く退職しましたが・・・

たくさんいらっしゃる教員の中にはきっと首を傾げたくなるような方もいらっしゃるのかもしれません。

でも、それは、政治家であれ、医師であれ、サラリーマンであれ・・・どんな職業の方にもそういう方はおられると思います。

それに、この方はこの方なりに一所懸命に頑張ってこられた経緯もあっただろうと感じます。

たしかに相談の受け方がお上手だとはとても思えないし言葉の使い方を間違えておられるところも多々ありました。

だけど、だからこそ、相談される側の先生と呼ばれる方はそこをうまく話しやすいようにもっていくのがプロではないかと。。。

相談者の頑張りを認めたうえで、悩みを解決に導くのが加藤先生のお仕事ではないのでしょうか?

私の感覚がおかしいのでしょうか???
(2007年04月06日 14時08分16秒)



○二度目のコメント失礼します。 inagoさん
ラジオの電話相談だとしても、相談の場は、
責められる場ではないと思うのです。

内容だけでなく相談者の言葉遣いなどに
コミュニケーションの問題をみたのかもしれませんが、
・・そして、それは正しいのかもしれませんが・・
それをいきなり指摘しても、受け容れられるはずは
ないと思うのです。

特に、加藤諦三さんが、教員としてのこと(教え子とのこと)を聞いたのは、
必要のないことでした。

相談者の母親は、自分に問題があることは、
何が悪いのかわからないまでも、不十分ですが、
認めています。
だから、相談してきたと思うのですが・・・

相談者というのは、不安で防衛的であるものだと思います。
だから、弱点や欠点を指摘すればするほど、
回答者に対して依存的になるか 、
敵意を持ったり攻撃的になるか、
あるいは、押し黙ってしまうか・・・


あの相談者の母親は、何を相談しているのか、
何を一番求めているのか、わかりますか?

わたしには、あの放送では、わからなかったです。


(2007年04月06日 17時18分08秒)

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以上です。




FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)