不登校・ニート・ひきこもりの人は本当につらい


不登校・ひきこもり・ニートの人のことを、「やつらは怠けているだけ」と、非難する人はとてもたくさんいます。

中には「あいつらは生きている価値がない」「あいつらのために生活保護とか俺たちの血税を使われるのはたまらない」という人もいます。


そのことを一番感じているのが、不登校ニート、ひきこもりの本人たちです。


不登校・ひきこもり・ニートの人は本当につらい日々を送っています。


彼ら自身が、本当は動き出したいと心の底より願っているからです。


「だったらとっとと働くなり学校に行けばいいじゃないか」と、彼らのことをよく知らない人は憤慨します。


不登校・ひきこもり・ニートの人たちも本当はそうしたいのですが、どうしても動けません。


「むりやり引きずり出せばいいじゃないか!」という人がいます。

場合によってはそれでうまくいくこともありますが、多くは逆効果になってしまいます。

なぜか?

不登校・ひきこもり・ニートの人は、心が捻挫や骨折した状態になってしまっているのです。

それは、足を骨折した人に対して「おまえは怠けているだけだ! さあ立て!走れ!」といっているのと、同じことで、ほとんどの場合、骨折が改善されるどころか、逆にもっと悪くなってしまうのと同じです。


そういうときは、ギブズをはめ、歩くときも松葉杖をつき介助が必要なように、心を捻挫したり骨折しているときは、ちょっとした会話や、自分が安心できる居場所で少しずつリハビリをしなければなりません。


彼らは、本当に日々、つらい思いをしています。

周囲の方々には、まずそれを理解してほしいと思います。



FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)