親の希望 子の希望
ども、巨椋修(おぐらおさむ)です。
昨日『子育てハッピーアドバイス』シリーズの著者で、精神科医の明橋大二先生や出版社やライターの皆さん、FHN放送局のパーソナリティをやってくれている天正彩さんらと一杯やってきました。
このシリーズは海外でも翻訳出版されていて、明橋先生はこの前、中国で講演をしてきて大好評だったそうです。
国や民族は違えど、子を思う親心や、子育ての悩みな変わらないそうです。
明橋先生と為になる話しをしたかったであろう、出版社の皆様。
皆様のご期待をわたくしがすべてひっくり返し、バカ話しばかりになって申し訳ありません。
さて、明橋先生といえば、子育て本ですが、これから書くのは明橋先生とはまったく関係なくわたくし巨椋の独断と偏見に満ち満ちた個人的意見なのでヨロシク。
『不登校・ひきこもり・ニート』の問題と付き合っていると、どうしても家族・家庭の問題と接することになります。
これに関しては、他人には何も言えないということが多いんです。
それが常識、当たり前。
よほど、虐待だの家庭内暴力といった犯罪行為が、明らかにならない限り、あるいは、その家族の誰かから要請を受けない限り、他家族、他家庭に対する、口出し指図は無用、余計なお世話となります。
例えば、自分がさびれた商店街の売れないせんべい屋だったとして、我が子になんとしても跡目を譲りたいと思ったとします。
でも我が子は、成績バツグンで、「将来は弁護士になりたい」なんてぬかしやがった日にゃあ
「バカヤロウ! おめぇはせんべい屋になるんだ! オレの目が黒いうちは、絶対弁護士なんかにさせねぇ!!」
なんてちゃぶ台ひっくり返したりしてね。(笑)
さらに
「高校なんて行く必要はない! おまえは中学卒業したら、本家のせんべい屋に修行にゆけい!!」
なんていっても、それは全然間違っていない。
それに対して他人が
「おとうさん、それは間違っている!」
なんて言えません。
言えるとしたら身内だけでね。
逆に、さびれた商店街だから先が知れていると思った親が、我が子に
「おまえは勉強ができるし、優しい子だから弁護士にでもなって、世のために尽くしておくれ」
なんて言っても、子どもがちゃぶ台をひっくり返して
「いやだ!ぼくは意地でもおとうさんの跡を継ぐんだ!」
と言ったとしても、他人には何とも言えません。
せいぜい
「こうした方がいいんじゃないの」
と言うくらいでね。
親の希望と、子の希望が違うってことはよくある話しで、それはあくまで家庭内で決めることです。
それが常識、当たり前。
時として、学校の先生や“支援者”と称する人たちが、“余計なお世話”をしようとするときがありますので、そこはやっぱり一線を引いて置くべきでしょうね。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)