矛盾なんてあって当たり前

以前、『プライドとコンプレックスは同じだ!』ってのを書いたんですけどね。

一見すると相反することが、実は一体であったなんていうのは、よくあることというか、当たり前だと思うんですよ。

一方の正義は、一方では悪であるなんてことが、当たり前のごとくです。

昼があって夜があるがごとく。

夏があって冬があるがごとく。

磁石には、必ずプラスとマイナスがあるがごとくですね。

昼や夏やプラスが善で、夜や冬やマイナスが悪であるなんてことは、ないんです。

磁石っていうのは、プラスとマイナスは引きつけ合うでしょ。

でも、元々一個の磁石には両方を持っているもんなんですよ。

人間だってそうなんです。

人間という個人の中には、「オレはこう思う」って考えがあるかも知れません。

でも、そうじゃない自分もいるでしょ?

少なくとも、わたしにはありますね。

で、それでいいんですよ。

でもそれって『矛盾』なんです。

人生や生活なんていつも、矛盾だらけなんですよ。

昼や夏やプラスが善で、夜や冬やマイナスが悪であるなんてことは、ないんです。

日本には、台風が来るでしょ。

台風で被害とかにあって大変だったりするんですけど、台風がこないと日本は水不足になります。

でも、台風で亡くなる人がいたり、農作物に被害を与えたりするのも事実なんです。

地球や自然も、一面的に見て判断してはいけないってことですね。

磁石でも台風でも、一面だけだと矛盾に見えちゃうけど、人間も自然のいろいろな面があるもんなんです。

だから、そういった矛盾をも、受け入れて生活していかなくてはならない。

いろいろな面、矛盾があって当たり前だと思いますよ。



『FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)