統合失調症への偏見


いま、精神疾患についての本を書こうと思っていろいろと調べているところなのです。

そこでふと気がついたことがあるのですけど、同じ精神疾患で近年、社会に受け入れられつつある病気として

うつ病

パニック障害(不安障害)」

があります。

ところが、いまだに受け入れられにくいのが「統合失調症


変な話しですが、家族に「うつ病」の人がいても受け入れられるのに、「統合失調症」だと受け入れらないという場合すらあるようです。

病気を受け入れないとどうなるか……

受け入れられない(認められない・認めない)から【病院にいかない】ということになります。

そして重症になるまで、適切な治療が受けさせてもらえないということがあるようです。

統合失調症が良くなるためには、早期発見・早期治療が肝心なのですが、こうなるとどうしても悪くなってしまい、治るものも治らなくなってしまう場合すらあります。

つまり、親が統合失調症悪化を後押ししているということになります。

また、「うつ病」や「パニック障害」はカミングアウトできても、「統合失調症」は公表しにくいのが実情。

うつ病」や「パニック障害」をカミングアウトをする芸能人はいても、「統合失調症」をカミングアウトする芸能人はまずいません。


統合失調症パニック障害も100人に1人いるとされていますが、統合失調症は世間の偏見がまだまだ強いため、この病気にかかった人を見かけることは少ないのです。

それは、単純に本人や家族が、病気をタブーにして、公表しないため隠れているにすぎません。

偏見が強いため、ぼくもこの病気を患っている人にカミングアウトしたほうがいいなんていう気はありません。

しかし、自分が、あるいは身近な人がこの病気になってしまった場合、まずは受け入れること。

現実を認めること。

そして、この病気が疑わしいと思った場合は、1日も早く医療にかかることが、病気を改善するためにまず必要なことといえるでしょう。



FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)