トモダチノチカラ
映画の撮影や本の取材で、ひきこもり経験者をインタビューしていて
「なぜひきこもりから、抜け出せたのですか?」
と、聞くと多くの人がいうんです。
「友だちのおかげなんです」
「友だちが、ぼくのことを認めてくれたから」
つまり、自己肯定と同じくらい、他者からの肯定って大事ということですね。
人間は、“人の間”と書くくらいですから、人と人との付き合いが、実に重要になってきます。
特に10代や20代の頃は、友だちの影響というのは、極めて大きいんです。
友だちから傷つけられることも、多いし
友だちに救われることも多いんです。
ある医師が言っていたことを思い出します。
「彼ら自身が言うのですが、彼らの改善されたとき、一番力になったのは、医師でもカウンセラーでもなく、友だちのおかげだったと……」
トモダチノオカゲ
トモダチノチカラ
ひきこもり系の人たちにとって、良い友だちは、医師以上の力を発揮するということなのでしょう。
そういった意味からも、友だちというのは大切ですね。
友だちの力というのは、本当に大きいんです。
ひきこもり系の人の中には、対人関係が苦手という人も多いのですが、そういう人も友だちがいるということで改善されることが多いと聞きます。
それくらい友だちの影響力は強いわけですから、いい友達は特に大切にしてほしいものです。
悪いと思う友だちは、少し距離をとったほうがいいかも知れませんね。
『FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)