快適と快感


ビートたけしの結局わかりませんでした」という対談本を読んでいるのですよ。

1996年発行に集英社から発行された本です。

その中で、ビートたけしさんと作家の荒俣宏さんの対談があって、荒俣さんがこんなことをいっているですよ。


「快適ってわかりますか? 快楽とは違うんです。気持ちイイんじゃなくて、ずっと普通でいられること。でも快楽は、それを続けると飽きるし「もうダメだあ」という限界がある」


つまり【快適】とは【マンネリ】であり【日常の安心感】【長続きする幸せ】

【快楽】とは【気持ちいい刺激】であり【非日常の快感】


であるということなのでしょう。


おもしろいことをいうなあと思いました。


たしかに、毎日同じことを繰り返していくということは、安心であり、それが日常の幸せであると思うんです。

しかしそれだけでは、退屈してしまうし、刺激が欲しくなる。


しかし、快感のみを追い求め続けていくと飽きてくるのはもちろん、下手をすると覚せい剤のように、逆に体をボロボロしてしまうような気がします。


やはり人生というのは、バランスが大事ということでしょうね。


不登校・ひきこもり・ニート』に悩んだり苦しんでいる皆さんも、バランスを大切に。



『FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)