優しい人になるには
優しい人というのは、周囲に気が配れる人、気が付く人、気が利く人、空気が読める人のことです。
では、どうすれば、そのような人になれるのかと申しますと
まずは自分に優しくなれる人だと思うのです。
自分自分に気が配れ、自分のいいところ、悪いところに気が付くことができる人
もっといえば、等身大の自分がよくわかっている人です。
等身大の自分がわかっている人とは、自分を過大評価もせず、過小評価もせず、そんなありのままの自分を認めるということです。
自分がわかっている人は、自分と周囲との差や、違い、境界がわかっているということですから、場違いの言動をした場合、そのことに気が付くことができます。
そのことで、相手が不愉快な思いをしていると思ったら改めることができます。
自分が嫌だと思ったことを他人にせず、自分が心地よいと思うことを人にしてあげることができます。
また、自分と他人が違うということがわかっていると、自分が心地よくても、他人も必ずしもそうではないということがわかりますので、自分の好みを他人に無理強いすることもなくなります。
優しい人というのは、「悲しい思いをしている人、困っている人を“憂う”ことができる人ですから」、相手に思いやり、心くばりができる人のことです。
優しい人になるには、ある程度の強さが必要なのです。
逆にいうと、弱い人というのは、どうしても意識が自分中心になりますから、他人を思いやることが出来にくくなります。
よく強い人は優しいといいますが、逆にいうと弱い人は優しくないということでもあるかも知れません。
そして、優しい人というのは強いのです。
まとめましょう。
優しい人になるには
●自分を過大・過小せず。等身大の自分、ありのままの自分を認めること
●優しさにはある程度の強さが必要なので、強さを身につける
ということになります。
強さには、精神的な強さ、意志の強さ、身体の強さ。生命力の強さなどがあります。
これらの強さとは、圧力で折れたりするような硬い強さではなく、柔軟でしなやかな強さだと思うのです。
精神的に柔軟な強さを見につけるには、自分にも他人にも、柔軟に接する余裕がほしいところですね。
また、【ありのままの自分を認める】ということは、本当はすごく難しいことであるのも事実です。
あそらく宗教の最高の境地が、この【等身大の・ありのままの自分を認める】とものなのかも知れません。
難しいですが、一生をかけても追求していきたいものですね。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)