自殺の深刻さ


4月になりました。

春になりました。

1年でもっとも自殺が多いのが春といわれています。


日本では平均すると1日90人の人が自殺しているそうですが、4〜5月は1日100人以上の人が自ら命を絶っているといいます。


4〜5月といえば、年度始めで環境が変わることで、ストレスがたまったり、あるいは冬場に落ち込み気味であった人が、元気になってくる季節でもあります。

元気になるのはいいのですが、自殺と関係が深い「うつ病」の場合、本当にひどいときよりも、元気が回復してときに自殺を実行してしまう人が多いそうです。


そして自殺というのは、とても深刻な問題で、


日本人の死因は平成19年度で6位というものであり、20〜30代での死因は第1位なんです。

さらに、特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンクによりますと



【交通事故死者数の5倍以上】

イラク戦争で亡くなった米兵の10倍】

【自殺によって深刻な影響を受けるのは、周囲の人も含め国内で毎年200万人】

【自殺死亡率 米国の2倍、英国の3倍】


というものです。



また、WHOの発表によると、



全世界で戦争で亡くなる人は23万人。


殺人で亡くなる人50万人。


世界の自殺による総死亡数100万人!



なんと自殺で戦争4倍以上もの人が死んでいるというのが現実なのです。


自殺を考える人の多くは、何らかのサインを出すといいます。

ご家族や友人、ご本人が死を考えたりしてしまったりした場合、できるなら相談機関などに相談してみてはいかがでしょう?



自殺予防相談センターの相談窓口をご紹介しておきます。
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/ikirusasaeru/index.html



不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)