まずは、掃除風呂歯磨きからはじめようよ

不登校やひきこもり系の人って、なんとなく


“だらしない人が多い”


とか


“どことなく不潔感がある人が多い”


みたいなイメージがあると思うんですよ。


もちろん、全員がそうであるとかいうことはないんです。


でも、上品でエレガントな『不登校・ひきこもり・ニート』の人って、少なくともわたし自身は会ったことはほとんどないし、多くの人のイメージも、そんな感じなんじゃないかなあ。

まあ、『不登校・ひきこもり・ニート』で上品でエレガントな人もいるんでしょうけどね。


実際、当事者の人とかと話していると、風呂嫌いという人も多いような気がします。


もちろん、これも全員というわけではありません。


でも、『不登校・ひきこもり・ニート』界隈では、このようなことは言ってはいけない雰囲気があるんですよ。


たぶんそれは、「本当のことは言ってはイケナイ」というのがあるのかも知れません。


あるいは、そう指摘されることで傷つく人がいたり、異常に気にしたり、潔癖症とか、不潔恐怖症とかの強迫神経症の人に、配慮してのことだと思うんです。



だから、そういった神経症や、ADHD(注意欠陥障害)とか、うつ病の人が……



あ、うつ病の人なんかも、身体を動かしたり、物事を考えるのつらくなってしまって、お風呂とか掃除、着替えなんかもできなくなるそうだから、ある程度は仕方がないとしてもさ。



そういった病気ではない人たちは(病気の人たちも、出来る人は)、部屋を掃除して、ちゃんと着替えをして、お風呂に入って、毎日歯磨きをするっていう習慣から、身につけていったほうがいいと思うんですよ。



たぶん、それだけで自分の気分が変わるし、他人の対応も変わってくると思います。



実際にいたからね。わたしの部屋に遊びにきて、あまり臭いんで



「おめえ、クセーんだよ。風呂入ってんのかよ?」



って聞いたら



「ぼく、お風呂嫌いなんです」



とか言って、それでもう、無理やりお風呂を沸かして入れて、着替えの下着まであげてってのが、3人くらいいましたねえ。(笑)


ただ、そういったことって、やっぱりある程度以上に親しくないといいませんし、いえませんけどね。



体臭って、結構気にしている人がいたり、あるいは、それが原因で、異常に気にするようになったりするものですから。



中には、激情に駆られて、言った相手を恨むような人もいるみたいですからね。





そんなヤツが


「ぼく、彼女が欲しいんです」


とか相談してくる。(笑)


そういうヤツの部屋に行くと、たいてい人の住まいというより、動物の巣になってるの。(笑)



「おまえさ、この部屋に女の子は呼べねえだろう」



「そうっすね」



「あと、2週間も風呂に入らねえで、下着も着替えねえで、歯も磨かねえってのに、女の子にキスしたり、抱きついたりしようってのか? それで女の子が喜ぶと思ってんのかよ?」



って、さとしてね。



「とにかく、掃除とかお風呂に入ること、歯を磨くことからはじめようよ」



って。


それで、後々うまくいった人もいます。



まったく、その気がなくて、相変わらずの人は、相変わらずですねえ。



あと、掃除ができないとか、お風呂に入らないというのは、男性だけじゃなくて、女性のもやはり同じようにいるみたいなんですけどね。



もし、片付けられない・お風呂に入れないような病気(うつ病とかその他の障害)であるならば、専門医に相談をするとかさ。



定期的に誰かに、お手伝いをお願いするとかしてもらった方がいいですよ。



そういった病気でないとすれば、まあ、掃除や入浴、歯磨きみたいなところから、はじめるといいと思います。



まあ、かくいうわたしも、相当にだらしない人で、人にエラソーなことは言えないんですけどね。




不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ