自己肯定感の高め方2 失敗を受け入れる

どんな人にも昔やった失敗、カッコ悪いこと、あまり思い出したくないことなどがあります。


自己肯定感が低い人は、なぜ低いかというと、はやり“過去の経験”から、「どうせ自分はダメだ」と“学習”してきた人です。

本人もそれを知っているから、そういった過去を忘れよう、なかったことにしようと必死に努力します。

しかし、そう必死に思えば思うほど、人は忘れたい記憶や、経験をリピートしてしまうことになります。

例えば、これは極端な例ですが



「○月×日13時00分にしてしまった失敗を絶対忘れよう」


と、必死になって繰り返したとしましょう。


「○月×日13時00分にしてしまった失敗を絶対忘れよう」
「○月×日13時00分にしてしまった失敗を絶対忘れよう」
「○月×日13時00分にしてしまった失敗を絶対忘れよう……」



これを1日何回も繰り返していたら、その人は、その日時まで永遠に忘れることができなくなってしまいます。

つまりこれが、「忘れよう」「忘れよう」と、努力すればするほど、忘れられなくなるという原理。


こんな努力をしてしまうと、むしろそれが暗示になり、他のことをするのも怖くなってしまうかもしれません。


なにか失敗をしたら、それを忘れようと頑張るのではなく、むしろその失敗を認めて、受け入れてしまったほうがいい。

ある意味、失敗は経験であり、そこから学ぶことができるものでしょう。


失敗は、無理して、頑張って忘れようとするのではなく、失敗を認めて失敗から学ぶ。


そうすれば、失敗に縛られることなく、失敗を生かすことができます。




不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)