ビートたけしの超常現象Xファイルに出演して思ったこと
実は12月22日に放送があった『ビートたけしの超常現象マル秘Xファイル』に出演してきました。
これまでテレビには何度も出ているのですが、こういった類いの番組ははじめてですね。
これまで出たのも、『不登校・ひきこもり・ニート』関係の番組や、格闘技系のものだたし。
この番組は、世界で起こった超常現象の映像やインタビューを観て、コメンテーターが、否定派・肯定派に分かれて討論をするというエンタメ番組です。
ぼくは、超常現象というものについて、『懐疑的肯定派』なんですよ。
つまり、俗に言う超常現象、UFOとか心霊現象、超能力といったものに対して、特にテレビとかでやっているものに対しては、ぼくはそのほとんどが「タネも仕掛けもあるもの」や、「ヤラセ」か「自然現象」「勘違い」だと思っています。
しかし、世の中に不思議なことはないとは思っておらず、むしろ不思議なことだらけと思っているのです。
そしてぼくは番組の「肯定派」とされる席に座っていたのですが、だからたけしさんから本番中に
「巨椋さん、これどう思います?」
と聞かれたとき、ついホンネで
「これ、どうみても作り物でしょう」
なんて答えてしまったりしておりました。
(すみません。番組的に「おお! これは間違いなく本物です!」とか言わないといけなかったのかも知れませんが……、なるべく嘘とかつきたくないし。(笑))
また、そんな人間だから、ぼくが番組に呼ばれたんだと思います。
また、番組の収録中の裏話とか、カットされたところでも、結構おもしろいことがたくさんあったのですが、このブログは『不登校・ひきこもり・ニート』をテーマにしたものですから、それに関してのことを書きましょう。
まず、ビックリしたのは、スタッフの人たちの気配りです。
最初、テレビ朝日の控え室で、打ち合わせやダンドリをディレクターの方とします。
その後、本番なのですが、ぼくはこの番組に出演するのは初めてで、唯一名前も顔も知られていないのですが、巨椋(おぐら)という名前も読みづらいのですが、ちゃんと名前を覚えていること。
ぼくがテレ朝の体育館くらいある大きなスタジオに入ったとき、ADさんが大きな声で
「巨椋さん入りましたー!」
と、みんなに知らせてくれました。つまり、ADさんも、ちゃんと名前と顔を覚えていたことですね。
「そんなの当たり前じゃない」
と、思われるかも知れませんが、意外とできていないことが多かったりします。
特に、不登校・ひきこもり・ニート系の人たちは、こういったちょっとした“気配り”ができなかったり、気がついていたとしても、実際に声がでなかったり、行動できなかったりすることもあるかと思います。
“気配り”や“思いやり”って「ちょっとしたこと」で、相手の人だって気がつかないことが多いんですけど、その「ちょっとしたこと」で、大きな差が生まれてしまうことがありますので、「ちょっとした気配り」を大切にしたいですね。
また、本番中のことなのですが、ビートたけしさんが、ぼくやタレントではない他のゲストのみなさんに、「ちょっとしたとき」に近づいてきて、よく話しかけてきてくれました。
以前から、たけしさんという人が大変繊細で、人に気を使う人であるとは芸能関係の人から聞いたことはあったのですが、おそらくあまりテレビ慣れしていないぼくたちに対して、気を使ってくれたのだと思います。
たけしさんは“毒舌”などといわれ、その毒舌のところだけ真似をする人もいるそうですが、そういった人は、大概失敗したり、人間関係を悪くすることが多いと聞きます。
ここでもやはり「人に気を使う」「気を配る」ということが大切ということですね。
番組は、2時間の放送だったのですが、収録だけで5時間ほどの時間がかかりました。
他にも、いろいろな準備作業や編集作業などで、百人以上の人たちが、何日もかけてテレビ番組は作られます。
いろいろなことを学んだ1日でした。
FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)