いい加減のススメ


え〜、巨椋修(おぐらおさむ)です。


不登校・ひきこもり・ニート』系の人とか、その親御さんとかって、どこか妙にマジメな人が多いような気がします。

マジメであること自体は、悪いことじゃないんですけど、そのために応用力がなくなって、


「こうでなくてはいけない!」

とか

「こうあるべき!」


ということに凝り固まってしまって、しなやかさとか柔軟性がなくなってしまっている場合があると思うんですよ。


あるお母さんに

「人間は、黒と白だけに分かれている生き物じゃないんですから、黒と白の間に漂っている生き物なんですから、生き方を黒とか白に決め付けなくてもいいんじゃないでしょうか」

と、いいましたところ

「そ、そうなんです。わたしもそう思うんですけど、黒と白の間の灰色にも、いろいろな段階があって、いったいどの位置がいいかを教えてもらわないと、どこにいったらいいのかがわからなくて困ります」

と、訴えられたことがあります。


「人生なんていい加減でいいんじゃないでしょうか」

というと


「そのいい加減というのが、わからないんです。いい加減がどんなものかハッキリとした形にして教えてください」


「これまで、がんばり過ぎていたと言われまして、もう少し肩の力を抜くように言われました。これからは、一生懸命、肩の力を抜くように必死に努力しようと思います」


などなど、「冗談かシャレかな?」と、思ってしまうようなことを、シャレでも冗談でもなく真剣に言われたこともあります。





もう、その考え方自体がカタ過ぎる!(笑)




マジメにやる方が楽なんでしたら、マジメにやればいいじゃないですか。(笑)


世の中というのは、マジメとフマジメの二種類だけに分かれているわけじゃありませんし。(笑)


手を抜くべきとき、ちょろっと抜いて


休むべきとき、しっかり休んだり、ひょろっとサボって


応用や変更すべきときに、しなやか変化していけばいいだけのことです。


いろいろあるでしょうし、思ったとおりには行かないかも知れませんが、それでも一番お得になるように、、自分や周りの人がちょっと楽になれるようにと考えてあげればいいんじゃないでしょうか。


人生なんて、いい加減でいいと思いますよ。(笑)









不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ