頑固はやめて柔軟にいこう!
頑固な人っていうのは、やっかいなものでね。
特に職人さんのようは仕事は、実戦の場で応用を利かせられない人は、一流になれなかったりします。
だから意外かもしれないけど、本当に一流の職人さんは決して頑固じゃない。(笑)
【頑固】というのは、ときにいい意味で使われますが、その内容は
【頑(かたく)なに固まる】
という意味ですから、実は決していい意味ではありません。
では頑固の反対語はなんでしょうか?
それは 柔軟さです。
それは しなやかさです。
例えば、子どもが『不登校』という状態になったとしましょう。
そのとき親が、頑固になって
「子どもは学校に行かなければならない!」
「学校に行かないと、この子の将来はダメになるに決まってる!」
と、頑なに考えていると、親も子どもも、毎日の生活が大変苦しくなってきます。
ときとして、
「子どもが学校に行ってさえくれればそれでいい」
と思うようになり、子どもの髪の毛や腕を引っ張って引きずっていこうとしたり、罵倒したり、ときには、とても哀しい顔で説得しようとしてしまいます。
親とても、決して子どもが嫌いでそのようなことをしているのではないのですが、子どもにしてみれば、「親をオレを苦しめようしとしている」「わたしなん生まれて来なければ良かったんだ」と、なっていくことになりかねません。
また、実際に、『不登校・ひきこもり・ニート』の親や若者と接していると、非常に頑な。頑固である場合も多いように感じられます。
「ぼくは間違ってないんだ」
「わたしが悪いんじゃない」
と、思い込み、やがて過剰な被害者意識から、誰かに責任を押し付け、まるで勘違いした復讐のため学校に押し入ったり、秋葉原通り魔事件のような凶悪事件をおこしてしまうことすらあります。
これらを【独善】といいます。
これらの犯人たちの特徴も、かなり【頑固・頑な】であったことにあり、実際のところ、彼らがもう少し、いろいろなことを大きな視点からみることができ、柔軟性、応用力があれば、あのような形で人を殺すことにはならなかったことでしょう。
つまり、かれは勝ってに勘違いして、無関係な人を殺したということになります。
さて、本稿をまとめましょう。
● 頑固とは【頑なに固まる】ことで、必ずしもいいことではありません。
● 頑固の反対語は、柔軟ですから、もっと柔軟に、しなやかにのびのび生きましょう。
● 頑固さは、ときに親子の憎しみを生みます。
最後にひとこと。
わたしは20年間、各地のラーメン店でいろいろなラーメンを食べてきましたが、ひとついえることがあります。
【こだわりの(頑固な)ラーメン屋はたいてい、まずい】
―by巨椋修(おぐらおさむ)―
お後がよろしいようで。(笑)