一言足りない一言多い


不登校・ひきこもり・ニート』系に限らず、誰もが思うこと。

「一言足りない一言多い」

人間という動物は、言語でお互いの気持ちや考えを、相手に伝えるものですが、ときに一言足りなかくて、うまく伝わらなかったり、誤解されたり、一言多くて、誤解されたりトラブルになったりすることがあります。

これ、誰にでもあると思うんですけど、どうも『不登校・ひきこもり・ニート』系に人たちには、多いように感じるんですね。

それで余計な誤解やトラブルになったり、人とうまくいかなくなってしまったり……

不登校・ひきこもり・ニート』系の人に多いのがいわゆる【認知の歪み】

不登校・ひきこもり・ニート』系の人と話していて

「なんでこの言葉や事柄を、こう解釈するのかな?」

と、不思議に思うことがあるくらいです。

認知の歪みの例としては、以下のようなものが知られています。


・ 両極端な思考・・・・うまくいったか全然ダメかどちらかしか認めない

・ 過度の一般化・・・少しでも不幸なことがあると、すべて不幸だと感じる

破局形成・・・・いつも最悪の事態を考えていて、自分に起きやすいと感じる

・ マイナス化思考・・良いことがあってもまぐれにすぎない、という否定的思考

・ 否定的予測・・・・ささいなことからいつも否定的な予測が浮かぶ

・ 自己関連づけ・・・自分はいつも誰かから注目されている(特に悪い行い)

・ 過度の責任性・・・周囲の悪いことは、全部自分に責任がある

・ すべき思考・・・・理由もなく、人は絶対に〜すべきだと確信している

・ 選択的抽出・・・あることにだけ強くとらわれる

・ 低い自己評価・・・自分は何をやってもまともにできない、ほかの人より劣っている

・ 拡大視・縮小視・・・あることを極端に大きく考えたり、逆にささいなことだと感じたりする
http://yukitachi.cool.ne.jp/utsu/u62ninchi.htmlより引用


認知の歪みが多いということは、それだけでいろいろな言葉や事柄を誤解しているということになります。

その誤解と解くためには、まず自分が「誤解している」「解釈に歪みがある」ということに気が付き、認めないとはじまらない。

つまり、自分の歪みを受け入れることが大切になりますね。

それと「一言足りない一言多い」というのは、他人へのサービス精神の不足だと思うんです。

「一言足りない」というのは、説明不足であり「どうせ相手はわかってくれるだろう」ということですし

「一言多い」というのは、思いやり不足であり、うかつであるのかもしれません。

ですから、自分が「一言足りない一言多い」と感じることがあったら、そのときは自覚して改善するチャンスだと思うんです。

だって本当に「一言足りない一言多い」人って、それすらも自覚していないんですから。

そう思えたなら、自分の改善するチャンスと思っていれば、おのずと変わってくると思いますよ。



FHN放送局代表
巨椋修(おぐらおさむ)