自分を変えるのに臆病な人


不登校・ひきこもり・ニート』の人に限らず


“自分を変える”ということに、もの凄く臆病な人っていると思うのです。


例えば、“髪型”


不登校とかひきこもり傾向がある人の場合、それが極端な人もいますね。


ひとつは、過激なほどに髪型を変える人がいます。


髪の毛を真っ赤に染めたと思ったら、数ヵ月後には緑になって、さらに数ヵ月後にはボーズになってって、コロコロと髪型が変わる人がいたりします。


いまの自分に満足できないんだろうなあ、変わりたくって仕方ないんだろうなあとか、もしかしたら、一種の“自傷行為”の代償なのかなあなんて思ったりします。


もうひとつは、“かたくな”までに髪型を変えない人もいる。


流行なんてカンケイなし! 


七・三なら、ずっと七・三。


長髪ならずっと長髪。


服装なんかも、ぜったいに一定のものを着る。


だいたい、服装や髪型なんて好みのものですから、その人によって傾向みたいなものがあるんですけど、それが、異常に“かたくな”と感じるような人もいますね。


それって、一種の護身術みたいなものだと思うんですよ。


世間で傷ついてしまった人が、ひきこもって部屋から出てこようとしない。


学校で傷ついた人が、学校に行かなくのと似ているのかも知れません。


ひきこもりや不登校っていうのは、一種の護身術、自己防衛術だと思うのです。



他にも異性と付き合うことに、うまくいかない、過剰な思い入れがある場合、付き合うことが怖くなってくる。


その期間が長くなればなるほど、ますます“かたくな”になって、“一歩”が踏み出せなくなってくる。



「自分の殻を打ち破れ!」なんていうのはカンタンだけど、“一歩”が踏み出せない人も気持ちもわかるような気がします。


ただ、あまり“かたくな過ぎる”というのも、しんどそうに思えたりしますね。




FHN放送局代表
巨椋修(おぐらおさむ)