発達障害ブーム


発達障害ブームです。

いまでは、ちょっと人と違っていて、困っていて、それで病院に行くと、いまでは大抵“発達障害”という診断名がつくそうです。

不登校とかの子どもを病院に連れていくと、少なからず“発達障害”という診断名がつくことが多いと聞きます。

いまの時代は、ちょっとした発達障害ブームと言えるかも知れませんね。

15年前ほどまえのアダルトチルドレンブームにちょっと似ているかも知れません。

アダルトチルドレンも、ちょっと問題のある子どもは、同じように言われたものですから。



さて、フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』によると、発達障害は次のよう書かれています。

発達障害(はったつしょうがい、Developmental Disorders, Developmental Disabilities)とは、様々な原因によって乳児期から幼児期にかけて生じる発達遅延である。発達障害には、しばしば精神・知能的な障害や身体的な障害を伴う。
本障害に含まれるのは全て「生物学的要因による障害」である。 機能不全家族で育った児童が発達障害児と同様の行動パターンを見せる事がよくあるが、保護者から不良な養育を受けたことが理由の心理的な環境要因や教育が原因となったものは含めない。 大多数は先天的であり、そうでないものも比較的低年齢に生じた他の疾患や外傷の後遺症による。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3


ここに


本障害に含まれるのは全て「生物学的要因による障害」である。 機能不全家族で育った児童が発達障害児と同様の行動パターンを見せる事がよくあるが、保護者から不良な養育を受けたことが理由の心理的な環境要因や教育が原因となったものは含めない。


と、あるがごとく、発達障害と虐待児童や機能不全家庭で育った子どもと、同様な行動パターンを見せることがよくあるそうな……

これがややこしい……

そして、以前に『病気は救いであり魔物である』に書いたがごとく、虐待などをしてしまった親にとって、この発達障害は救いになることもあるし、隠れ蓑になることもある。


また、わたしがいまここでこのようなことを書いていることが、発達障害をもった本人や親御さん、あるいは発達障害と考えられる人を傷つけかねないということもあるのです。

まったく、ややこしい。


さて、一般社会人の1人として言わせていただければ……

社会に出てしまえば、発達障害であろうと、そうでなかろうとあまり関係がないのです。

問題になるのは

「与えられた仕事がちゃんと出来るかどうか?」

「他の人とうまくやっていけるかどうか?」

ということです。

これは、発達障害に限らず、他の病気の場合もそうですし、病気でない場合も同じですね。


結局、この2点につきるということなのでしょう。




FHN放送局代表
巨椋修(おぐらおさむ)