逆境のススメ


 

島本和彦著『逆境ナイン』)


●逆境とはチャンスでもある!

 逆境、苦境、ピンチ・・・ 誰だってできればこういう状態には出会いたくないものですよね。私もそうです。どこかの偉人のように月に向かって 「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」なんて祈りたない。一生順風満帆でいたい(笑)。


 でも生きていると、当たり前のように逆境苦境ピンチがやってきます。


 逆境苦境ピンチを別の言い方をすれば・・・



 危機



 意味は、悪い結果や成行きを招くかも知れない、危険で不安な時や状態のこと。



 その危機はどういう文字でできているかというと。


「危」と「機」


「危」という字は危険とか、傾いて倒れかかる。不安定。あぶない。不安に思う。あやぶむこと。


 じゃあ「機」はどういう意味かというと


 物事の起こるきっかけ。また、物事をするのに良いおり。機会。時機。しおどき。物事の大事なところ。かなめ。


「機」という字は、きっかけやチャンス、しおどきということなんですね。



●逆境のときほど周囲の人を整理するチャンス

 順調にいっているときって、勝手に周囲に人が集まってきます。チヤホヤしてくれることも多くなります。


 でもピンチになったり苦境におちいったときはどうでしょうか? これまで親友づらしていた人がスーッと離れていったり、裏で「いつかこうなると思ってたんだよ」なんて陰口をたたくようになったㇼします。


 でも中には、逆境の人にしっかりと寄り添って助けてくれる人も出てきます。それは意外な人であるかも知れません。


 逆境のときピンチのときこそ、周囲の人を見極めやすくなる時期なんです。逆境の時ほど、付き合う人を見極めるチャンスのときともいえます。



島本和彦の『逆境ナイン』に学ぶ逆境のときはこう考えろ!

 島本和彦さんの『逆境ナイン』という野球漫画があります。私は結構好きでたまに読み返したりします。その中になかなかいいセリフのあるので紹介します。




 これは不登校・ひきこもり・ニートの人にも言えますね。絶対に負けない方法は『何もしないこと』です。一生負けません。そして心の中でこう思うのです「やってたら勝てたんだけどね」でもそれってただの言い訳。何も本人に学ぶところはありません。


 やっていたら例え負けても、そこから何かを学んでいた場合のほうがかなり多いに違いありません。


 こんなセリフもあります。



 不登校・ひきこもり・ニートの人たちはもしかしたら『井の中の蛙』かもしれない。でも実はすごい才能の持ち主がいるかも知れません。すごい才能はなくてもちゃんとトレーニングすれば大海を渡れるようになるものです。


武者小路実篤から学ぶ


 武者小路実篤という詩人であり作家の人がいます。この人もなかなかいいことを言っています。


尊敬すべき幸福な人は、

逆境にいても、

つまらぬことはくよくよせず、

心配しても始まらないことは心配せず、

自分の力のないことは天に任せて

自分の心がけをよくし

根本から再生の努力をする人である。



 他にこんなことも言っています。



心配しても始まらないことは

心配しない方が利口だ。

心配すべきことを

心配しないのはよくないが、

それも大胆に、

いじけずに心配すべきだ。

 

 逆境はこれまでの自分を反省し、やり直すチャンスです。


 逆境中は、心配で不安でしょうが、ほとんどの心配や不安は「心配しても始まらない」ことですから、心配するだけ損なんです。


 逆境は嫌だけど、逆境のときはこうした方がいいよっていう意味での「逆境のススメ」でした。







FHN放送局
巨椋修(おぐらおさむ)

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巨椋修(おぐらおさむ)は陽明門護身拳法という護身術&総合格闘技の師範をやっています。

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