無業になった若者の75%近くが「どうしたらいいのかわからない」
特定非営利活動法人育て上げネットの工藤啓さんがとても気になる記事を書いていました。
なんでも、【無業になった若者の75%近くが「どうしたらいいのかわからない」と回答し、長期化するにつれその割合は上昇する】というのです。
育て上げネットさんが行った調査のグラフです。
この調査によると、無業(ニート)になって一年くらいまでの人だと8割くらいが「どうしていいのかわからない」と思っており、それが3年以上の長期になると、9割くらいに増えているのがわかります。
一方、保護者はというと、その逆の傾向があるといいます。
意外なことに、一年目くらいまでは無業になった若者の75%近くが「どうしたらいいのかわからない」と回答し、長期化するにつれその割合は上昇する。と思っている保護者は少なく、無業が長く続けば続くほど、「そのうちなんとかなるだろう」と思う保護者が増えています。
この保護者たちの心理については、想像するしかありませんが、もしかしたら「そのうちなんとかなるだろう」と思うことで、現実を受け入れているのかも知れません。
もしかしたら、こどもがニートでいることに慣れてしまったのかも知れません。
ただ……、当人が「どうしていいのかわからない」と悩んでいる率が増えているということ。
その思いは長期になればなるほど強くなっていること。
現実として、長期になればなるほど、「どうにもなり難くなる」こと。
そしてひきこもりやニートなどの高齢化が年々進んでいることなどを考えると、やはり保護者自身がアクションを起こし、「なんとかするしかない」のかも知れません。
※参考・引用記事 働けなくなった若者、本人「どうしたらいいのかわからない」保護者「そのうちなんとかなるだろう」
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巨椋修(おぐらおさむ)
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