ひきこもりの約半数が40歳以上、95%が精神障害を抱えている現実


ひきこもりの高齢化が問題になっているというのは、このブログでもたびたび指摘してきましたが『「引きこもり」するオトナたち|ダイヤモンド・オンライン2013年9月26日【山形県調査でわかった「引きこもりの半数は中高年」もはや欠かせない“高齢化・長期化”の視点】 池上正樹さん』の記事によると、山形県の調査報告書では、ひきこもりの半数近い人が40歳以上であるそうです。

山形県では、ひきこもりの数を調べるため、県内すべての民生・児童委員等2426人にアンケートを配布、回収する方法で調査。

この調査によると、該当者の総数は、1607人だったといいます。

ざっとまとめてみましょう。


性別 男性 64% 女性 20% 無回答 16%


年齢
40代以上の中高年 717人 約45% (40代 389人 50代 233人 60代以上 95人)


15歳から39歳の該当者 855人 約53%


無回答 35人 約2%


ひきこもっている期間が3年以上に及ぶ対象者は約67%


5年以上、約51%


10年以上、約33%


さらに、同じく『「引きこもり」するオトナたち|ダイヤモンド・オンライン2013年9月26日【引きこもりは本当に“怠け者”!? 95%が精神障害を持つ現実と偏見の間】


によると、山梨県精神保健福祉センター近藤直司氏が、全国5カ所の精神保健福祉センターに訪れ引きこもり当事者152人の診断結果は


発達障害」27%


「不安障害」22%


「パーソナリティー障害」18%


うつなどの「気分障害」14%


統合失調症を中心とする「精神病勢障害」が8%


と、実に95%ものひきこもり者が、なんらかの障害を抱えており、ひきこもりが甘えや怠けではないことを表しています。


しかし、いまだに多くの人には【ひきこもり=甘えや怠け者、あるいは親の教育がなっていないから】という誤解があります。


ひきこもり者の半数近くの人が40歳以上であり、95%もの人がなんらかの障害を抱えているという現実を、一人でも多くの人に理解していただきたいなと思います。








不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)

このたび『巨椋修(おぐらおさむ)いじめ、引きこもり、ニート心の救急箱 』という有料メールマガジンをやってます。

サンプル http://www.mag2.com/m/0001586888.html

このメールマガジンでは、皆さんからの情報やご意見なども募集し、いい解決策、改善策がないか皆さんと検討し、共有したいと思っています。

号外を含めて月に4回ほど配信する予定です。
ぜひご購入ください。


ぜひぜひ応援のほど、よろしくお願いいたします。

『愛とセックスの相談室』という無料アプリもやってます。もし興味がありましたらどうぞ。

巨椋修(おぐらおさむ)の『愛とセックスの相談室』


対応OS : iOS 4.3以上/Android OS 2.2以上

販売価格 : 無料

App Store URL : https://itunes.apple.com/jp/app/id565922229?mt=8

Google play URL : https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.thomsons.lovesex