むかしある自殺をとめたとき
いま、ふと思い出した。
ぼくはこれまで何人かの自殺をとめたことがある。
そんな中である印象深い自殺未遂者がいた。
その人は、ぼくとちょっとした知り合いで、何かでたまたま会った後、「これまで生まれてきて一番幸せな気分です」といって満足そうな笑顔をしていた。
別れて、ほんの少したってからぼくは、なぜか凄く嫌な予感がして、その人が向かっているであろう駅に走った。
すると、駅前の高層マンションに入っていく姿が見えた。
ぼくもその後を追ってマンションに入り、エレベーターで最上階に。
すると最上階の通路を乗り越えて飛び降りようとしている姿があった。
夢中で、その人の髪の毛と服をつかんで引き戻し
「なんか嫌な予感がしたんだ」
と、ぼくはいったと思う。その人は
「きょう、生まれてきて一番幸せな気分で、たぶんこれから先、一生こんな気分になれそうにないから、幸せな気分なまま死にたいと思ったんです」
と、そんなことをその人はいったと思う。
その頃、ぼくはまだ不登校・ひきこもり・ニートといった人たちと付き合うはるか前のときで、世の中に「幸せなうちに死にたい」という人がいるなんて思ったこともなかった。
いま思えば、その人は親に虐待されて育ち、うつ病だったと思う。
そして幸せな気分だから、その気分のまま自殺しようとするって、とてもとても悲しい話しだし。
その人がいま、どこでどうしているかは知らない。
ただ、さっきふと思い出した、むかしむかしの話しです。
ぼくは何がなんでも自殺はダメ! なんていえないけど、できれば自殺とかしないでほしい。
ほんと、しないでほしい。
『不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)
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