自己改革スパイラルにおちいる人たち
『不登校・ひきこもり・ニート』の人たちの中には、オール・オア・ナッシング。
つまり
ゼロか100か
白か黒か
善か悪か
という、発想法をする人が少なからずいます。
不登校は、良い。
不登校は悪い。
ひきこもりは良い。
ひきこもりは悪い。
という、白か黒かという二つの答えで決めてしまう傾向がある人がいる。
つまり中間がない。
ゼロという極端か、100とう極端しかない。
極端というのは、ある意味カッコいいんです。ドラマの主人公になれる。(笑)
野球一筋に人生を賭け、やがてボロボロになって去っていく。
一面ではカッコいいドラマになります。
しかし現実というのは、そういった創作ドラマとは違う。
「あたしが大事なの? 仕事が大事なの?」
と言うドラマでよく聞くセリフ。
これも、言葉通りに聞けば、ひどく極端です。じゃあ「お前が大事だから、仕事を辞めて、ずっとキミのそばにいるよ」なんてなったら困る。双方自滅になる。
大切なのはバランス。
つまり『中間感覚』
『不登校・ひきこもり・ニート』の人の中には、そういった『中間』、バランス感覚が苦手な人が少なからずいる。
人付き合いが苦手という人でも、仲のよい友だちや家族は平気。まったく見ず知らずの人と会うのも平気、一番苦手なのは、その『中間』の人であるというのが多かったりします。
自分とたいして親しくないけど、ちょっと知っている顔見知り程度の人が苦手。例えば、特に親しくしていない同級生や同僚みたいな人が苦手。
で
そこで何とかしようと思ってしまってだね。
『自己改革スパイラル』に陥ってしまうのです。
自己改革スパイラルとは何か?
「こんな自分ではダメだ。なんとか自己改革しなくては!!!」
と思い、ある日突然変身しようと思い立つ。
いままで消極的な自分はダメだと、がんばって急に積極的になる。
例;いままで学校で先生の質問に手を挙げたことなどないのに、急に手を挙げて答える。
例;これまで人と話すのが苦手であったので、急に同僚とかに必死の思いで話し掛けてみる。(しかも、前日にテレビその他で予習をしたジョークを言ってみたりする)
当然、相手は急にどうしたんだろうと思って引くことが多い。
それに気がついて、ガタンと落ち込む。
極端から極端へ……、となる。
そして、「自己改革しなければ……」、「ダメだった。自分はダメ人間だ……」という思考・行動を繰り返し、どんどん自己否定が進んで行く……、これが『自己改革スパイラル』
人生に“白か黒か”なんてことは、そうそうあるもんじゃないと思うんですよ。
いい加減
適当
ってことがね。
意外と重要なような気がするのです。
『中間』とか、『バランス』なんていうと、「いい加減なことをいうな!!」なんて怒られるかも知れませんが、「いい加減」が「良い加減」なのではないかなあなどと思うのです。
『不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)
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