依存症について
『不登校・ひきこもり・ニート』の人が、何らかの依存症になるという例は、少なくありません。
あるいは何らかの依存症のために『不登校・ひきこもり・ニート』になるということも少なくありません。
依存症というのは、アルコール、ドラッグ、買い物、ギャンブル、拒食症・過食症といった、あらゆるものに、依存、嗜癖(しへき)してしまい、病気と判断されるものをいいます。
依存する対象は、なんでもいいんです。
恋人や家族でもいいし、占いや宗教でもいい。
これが、節度をたもっていれば問題はないんですけど、他人や本人を苦しめるようになると、“病気”となっちゃう。
特に他人や家族が、巻き込まれて振り回されると問題です。
例えば、アルコール依存症になったとしても、他人と接しなかったり、家族や周囲の人にも一切の迷惑をかけなければ、ただ1人、体を壊して死んでいくだけのことですから、かわいそうだけど自業自得。
ひきこもりも、自分1人で無人島に暮らして自給自足するなら、問題はないのと一緒です。
依存症は『家族障害』とか、『対人障害』、と言われているくらいですから、家族や周囲の人が、迷惑をしてしまうということが、大きな問題となります。
そういった意味では、『不登校・ひきこもり・ニート』も、家族障害といえるのかも知れません。
『不登校・ひきこもり・ニート』の場合でも依存症の場合でも、暴力やお金をたかられたりする被害に会いやすいのは、母親、ついで他の家族ということになります。
周囲の人は、家族、特に母親を責めるという場合が多いんですけど、責めるよりも守る・力を貸すというふうにした方がいいのだと思います。
『FHN放送局』
巨椋修(おぐらおさむ)