自殺の動機、最多は「うつ病」
09年の産経ニュースに出ていた記事を、引用させていただこうと思います。
自殺の動機、最多は「うつ病」 警察庁まとめ
2009.5.14 10:11
平成20年の自殺者3万2249人のうち、「鬱病(うつびょう)」がきっかけとなった人が6490人となり、自殺の動機として2年連続で最多となったことが14日、警察庁のまとめで分かった。
原因・動機が遺書や関係者の話などから判明したのは2万3490人。
「鬱病(うつびょう)」の次に多かった理由は「身体の病気」で5128人。
以下、「多重債務」(1733人)、「その他の負債」(1529人)と続く。
年代別では、50代が6363人(前年比9.7%減)と最も多いが、30代が4850人(同1.7%増)、20代が3438人(同3.9%増)、19歳以下が611人(同11.5%増)と、若年層が目立って増えた。
発生場所でみた都道府県別10万人当たり自殺者(自殺率)は、青木ケ原樹海を抱える山梨が41.1人で前年と同じく最悪となった。
「うつ病」というのは、誰しもが罹る可能性がある病気です。
一説によると、8人にひとりがうつ病の疑いがあるとか
100人のうち15人が、一生のうち一度はうつ病にかかるなどといわれています。
また、男性より女性のほうが罹りやすいともいわれています。
女性が罹りやすい理由として、妊娠や出産、生理など、ホルモンが関係しているのではないかと言われており、結婚式前などには、マリッジブルーといってほとんどの女性が、うつ病まではいかなくても、うつ状態になるといいます。
最近の医学では、うつ病は「心の病気というより、脳の病気といった方が適切なのではないか?」と、いわれているそうです。
つまり、脳内物質がうまく作用できていないので、罹るのではないかといわれているそうです。
また、その他の原因としては、本人が持っている性格、ストレス、つらい
過去、遺伝などといわれておりますが、特定はされていません。
そして、これがちょっと問題でもあるのですが、うつ病に罹っている人の多くが、医者から「うつ病である」と診断されても、治療を嫌がり、治療を途中でやめてしまう傾向があるといいます。
うつ病の治療は、薬物療法が中心となりますが、うつ病の人は、その治療を継続することができません。
うつ病のほとんどは、治療を続けることで治るといわれているにもかかわらず……
うつ病の治療は、薬物療法が中心となりますが、薬だけで治るというものではないようです。
環境やストレスの原因を、少しでも改善していく必要もあるでしょう。
自分の性格や病気を理解し、受け入れ、できれば改善するように心がける必要もあるでしょう。
そして、早期発見、早期治療。
治療を継続していくということも必要でしょう。
もし、自分にうつ病の傾向あり、生きるのがしんどいと思うようなら、専門家に相談することをオススメします。
最後に「自殺予防総合対策センターの相談窓口」を紹介しておきます。
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/ikirusasaeru/index.html
もし、お悩みなら、相談をしてみてください。