一期は夢よただ狂え



小中高校生とかを見ていると、ときどき、よくやるなあ……


なんて思ってしまうことがあります。


よくあの、狭い空間に1日5時間も6時間も押し込められて、しかもキチンと座らされて


先生のいうことが理解できる優秀な子はいいですよ。


わたしのような頭があまり優秀とはいえない人間にとって、わけのわからない理解不能なことを、1日中、強制的に聴かされているわけです。


いまでは、とてもそんなことできませんって。(笑)


しかも、教室の中にいるのが、自分と気が合う人ばかりではなく、中には自分を攻撃してきたり、自分をいじめてきて憂さ晴らしをするようなヤツなんかが、いたりしたら、もうそこは地獄でしょうね。


かといって、児童生徒は、その教室から、なかなか逃れられないんです。


まるで呪われたようかのように、お父さんもお母さんも、その地獄に行きなさいと強制する。


先生も来なさいと笑顔でいう。






行けば地獄。


行かなくても地獄。




もし、そうなったら、つらいですねえ。



ああ、それは働いている人も同じか……


そうそう転職するわけにもいきませんしね。


「とかくこの世は住みにくい」


か……


人間の寿命なんて、長生きしても100年程度。


あと100年とか150年たったら、いま生きている人を覚えている人なんて、まずはいなくなってしまいます。


つまり、アナタのことを覚えている人は、あと150年もしたら誰もいなくなる。


ぼくたちが、ひいおじいさん、ひいひいおじいさんやひいひいおばあさんのことを覚えていないがごとくです。


名前は何かに残っていたとしても、ぼくたちはひいひいおじいさんが15歳の春の思い出なんか知らないのと同じ。


それでも、ひいひいおじいさんは生きていたし、おかげでぼくたちも生きているのですね。


昔の句で



「一期は夢よ ただ狂え」



なんて句があるそうですが、ま、人様に迷惑さえかけなければ、そんな人生もアリかなと思ったりします。


「一期は夢よ ただ狂え」


人生なんか一瞬で通り過ぎていってしまう流れ星みたいなものなのですから。





不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)