報道で心が波打つ人へ・・・

東日本大震災が発生してから、一種「軽躁状態」になっているような人

つらいニュースを観すぎて「うつ状態」になっている人がたくさんいるように思えます。

ぼくがかつてみてきた中だと、「阪神大震災」や「アメリカ同時多発テロ」のときなどに

【その人個人は被災者ではないのに「躁状態」になったり、「うつ状態」になる人】

が、何人かいました。

個人的な感想からいえば、こういうときは【躁状態】になる人の場合のほうがあぶない。

【うつ状態】の人は、被災のテレビや情報をいれずに大人しくしていると、やがて落ち着くようですが、【躁状態】の人の場合

「何とかしたい」
「何かしなきゃ」
「わたしも何かお手伝いをしたい」

と、いう善意の気持ちから無駄にボランティア活動にいって、被災者に迷惑をかけたり、実際には何もできず、現地の食料を減らすだけで帰らざるを得なかったりする場合がありました。

また、デマ情報やデマのチェーンメール拡散に手を貸してしまったりすることもあります。

自分で【躁状態】になっていると自覚があったり、誰かから「ちょっと張り切り過ぎなんじゃないの？」「落ち着いて」と、水を差されるようなことをいわれた人は、怒るよりもご自身にご注意を。

思い当たる人は、ちょっと一休みをしてください。

反動で落ち込んでしまうこともありますので。

「阪神大震災」や「アメリカ同時多発テロ」にも、被災のニュースを観過ぎて、心にダメージを受けたり、ＰＴＳＤになってしまった人が多くいたそうですからご注意を。

「不安」から「不満」「怒り」「悲しみ」になってしまうこともあります。

たぶん、三日目の明日あたりから、そういった人が急増してくると思います。

お互いに気をつけたいですね。

最後に、こういったニュースをたくさん観てしまい【うつ】や【躁】【ＰＴＳＤ】になったり、暗い気持ち、怖い気持ちになることは、別に恥ずかしいことでも、めずらしいことでもないそうですから、あまり気にし過ぎないことが大切。

こんなときだからこそ、ちょっと深呼吸をしてほしいものです。

でも、こういう災害のときは、どんな人だって心が波打つよね。

ＦＨＮ放送局
巨椋修（おぐらおさむ）