ペルソナ・人はその環境や状態によって変わる


有名は俳優さんとずっと一緒に仕事をしていた人から聴いたのですが、俳優さんは、役を演じている間……

たとえば、一ヶ月の公演なら、その一ヶ月間、その役をやるのですけど、私生活の人柄もどことなくその役に似てくるそうです。


意地悪の役なら、何となく私生活も意地悪になり


愉快な人の役なら、私生活も愉快な人になるそうです。


でも化けるのは、俳優さんだけではないと思うのですよ。


人間は生まれた環境や条件によって、それぞれの“役”を演じているような気がするのです。


同一人物でも、友人の顔や、上司の顔、表の顔や裏の顔など、それぞれの顔があって、知らず知らずのうちにその“演技”をしているのかも知れません。


こういうのを心理学ではペルソナ(仮面)といい、すべての人は、何らかの仮面をつけて生きているのだと。


仮面をつけた自分も、きっとその人本人なのでしょうね。


そしてまた違う自分もいる。


これは、顔だけのものじゃなくて、社会や世間の目や、評価、ルールでさえ、状況や環境、文化などで変わってきます。


しかしそれも、人間社会であることには違いないわけでね。


自分や社会というペルソナ(仮面)を、少しでも自分の理想に近づけていけたらいいですね。


あるいは、わざと別の顔を……(笑)











不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)