58社への挑戦2

前々回に「58社への挑戦」と言う記事を書きました。


40歳の男性が、5年ほどまえに会社をやめ、その後ひきこもりになったり、うつ病になったりしたのですが、今年に入ってから気分を一新して、就職活動をはじめ、57社に断られ、58社目に受かったという話しです。


このはなしの詳細を、もう少し書こうと思います。


彼は35歳くらいのときに、会社を辞め、その後ひきこもりになり、やがてうつ病に苦しんでいたといいます。


そして彼が、58社を受けたのは、就職斡旋業の人に相談に行き、


「大学新卒の人でも、20から30社に面接や就職試験を受けに行き、やっと合格なんだから、あなたの年齢だと70社受ける覚悟が必要ですね」


と、言われたらしい。



さてさて、70社受けろと言われたその人は


「チクショーッ! だったら受けてやろうじゃねえの! 落ちまくってやろうじゃねーの70社!」


と、開き直ったといいます。


そう思ったアンタはエライ!


10社、20社受けて、落ち続けて自信喪失になる人の気持ちもよくわかるけど、50社、70社、100社と受け続けようという根性も欲しいもの。

だって彼は、70社受けろと言われて、実際57社に落とされ、58社目で受かったわけだもの。

それも、ひきこもりで、さらにうつ病まで患うという苦境の中でだよ。

彼だって、受かるまですごくつらかったと思うんです。

70社を受け続けるって、もの凄く気が遠くなるようなことだと思うし。



受かったからって、仕事は楽しいだけじゃないから、これからもつらいことも多いと思うんです。

できれば、すぐに辞めるんじゃなくて、数ヶ月はガマンして欲しいですね。

その上で、ロクでもない会社や、どうしても合わない会社なら、また考えればいい。



40歳で、ひきこもりでうつ病だった人が、やってのけたんだから、あきらめるのは早すぎるのかもよ。






不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)