「未来は本当に暗いのか?」

動画とは関係ない話ですが、年末が近づいたせいか、「今年一年もダメだった・・・」とか、
「もう一年が終わるのに、何もしていない・・・」などという声が、聞こえてきます。
年月(としつき)なんて元々、人が便利に暮らすために作られたもの。
それに振り回されるのも、なんだかバカバカしい気がします。
もし一年の区切りが、悪い気持ちにしかならないものなら、いっそ忘れてしまってもいいのではないでしょうか?

今回は、代表巨椋が多忙のため、別ホームページで放送していた過去動画を紹介します。
お楽しみください。



不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局
ディレクター ミタニ



【配信日】 2008年12月15日

【出演】 巨椋 修(おぐら おさむ)、天正 彩(てんしょう あや)


●解説



どうもね、マスコミの報道とかを観ていると、世の中が年々悪く絶望的になっているような気がするんですよ。

もう、何十年も前から、凶悪犯罪は激増していて、人々の心は荒み、何十年も続くいろいろな異常気象で地球はとっくの昔に、破壊しつくされていてもおかしくない勢いです。(笑)

でもねえ、本当にこの世の中は年々、そんなに悪くなっているんでしょうかね?

凶悪犯罪の代表格である殺人事件の認知件数から、そこらへんをちょっと見てみましょうか。


殺人認知件数殺人認知件数
● 昭和29年(1954) 3081件
● 昭和33年(1958) 2683件
● 平成3年 (1991) 1215件
● 平成19年(2007) 1199件


これを見てもわかるように、現実に殺人事件は年々、減っているんです。

ちなみに平成19年は、戦後でもっとも殺人事件が少なかった年でもあるんですね。

でも、マスコミは、そんなことを決して大々的に報道したりしない。

そんなことを報道しても、新聞や週刊誌は売れないし、テレビの視聴率は上がりませんからね。

むしろ、危機感をあおり、「年々激増する凶悪犯罪」とやったほうが売れるわけです。

あまり、マスコミに踊らされるのはどうかと思いますよ。

また、現代社会は不況といいつつ、豊かな時代であることも事実でありましょう。

しかし、「豊か」=「生きやすい」というわけでもなさそうです。

いまが、豊かであろうが、そうでなかろうが、人生における春であろうが秋であろうが、いまそのときを生きている人は、「いまを生きる」「いまを楽しむ」ということが大事のような気もします。

空けない夜はないといいます。

マイナス思考ばかりにならないで、少しプラス思考になって、未来に希望を持ってもいいんじゃないでしょうか?

きっと、そのほうが楽しいし、楽だと思いますよ。





不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表

巨椋修(おぐら おさむ)