新型うつ病


最近、うつ病が急増しているらしいのです。

そして、そのうつ病が従来のうつ病とは、ちょっと違ってきているらしいのです。

そのうつ病は、比較的若い世代に多いらしいのですが、従来のうつ病が『自分が悪いのだ』と、自分を責めることが多かったのに対し


「親が悪い」

「社会が悪い」

「学校が悪い

「会社が悪い」

「友だちが悪い」


「要するに、わたくしは悪くございません! 悪いのはわたくし以外の周囲でございます!」



と、逃避や現実回避が目立つうつ病なんだそうです。



さらに、従来のうつ病とちがい、自分の好きな遊びや旅行などのときは、とても元気で。仕事とかの場合に症状が出てきて、

「わたしが悪いんじゃない。周りが悪いんです!」

と、周囲を攻撃したりするそうです。



これまでのうつ病は、責任感が強い人に多いとか、まじめだからと言われていましたが、新型うつ病では、どうみてもそうは見えないのだそうです。


よって、医師自身が、



「これははたしてうつ病なのか? それともわがままなのかがわからない」



と、悩んでいるそうなのです。



不登校・ひきこもり・ニート』にも、現実にこのタイプは多くいて、支援者の方も困っていたりします。

わたしは支援者ではないので、こういった人に対する対処の仕方は、きわめて単純です。


その人が、わがままと思えるような態度であれば、わがままですよといいますし、無理をしているような、無理はよくありませんよいうだけのことです。


当然、不愉快なことを言われれば「それ不愉快だからやめてください」といい

あまりに不愉快だと怒り

それでも改まらないと、距離を置くようにし

大したことがなければ、「ま、いーか」と、対処するだけのことでもあります。



つまり、うつ病の人もそうでない人も、特に態度を変えないということになります。


しかし、これが仕事が絡めば、いささかやっかいにもなりますね。


もしわたしが上司なら、そういった人に重要な仕事は任せられないと判断をするでしょう。


それに対して、うつ病の人が「上司が悪いんだ」と判断するか、「自分が悪いんだ」と、判断するか、あるいは「自分は病気だから、重要な仕事は無理だから……」と、思うのはそれぞれなんでしょうね。


ただ、これだけはいえるのは、わたし個人の場合ですが


「普通に対応する」


ということにつきると思ってます。



相手が病気であるとしたら、病人として対応するということになります。


病人に対して、病人として対応するのが「普通」であろうと思うからなのですが、支援者の方や患っている方からは、不満があるかも知れません。


ですから、これはわたし個人の意見です。







不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)