マナーも含め、楽しく感謝しながら食べるということ


ちょっと食べ物の話しや、マナーの話しでもしようかなと思います。


好き嫌いのほとんどは、子どもの頃に決まると言われています。

でも、わたしは多少なら好き嫌いはあったほうがいいと思っているんですよ。

何もそこまで自分の個性を殺すことはないだろうと。(笑)


でもまあ、何でも美味しく食べられることに越したことはありません。

そして、家族も含めて人と食事をするときに一番大切なマナーは、美味しく食べるということでしょうね。

山海の珍味もいいですが、美味しく楽しく食べると、インスタント食品でも、とても美味しく楽しく感じることができます。

高価な料理を、不機嫌に食べるより、そのほうがよほどいいでしょうね。

食事は楽しいもの。

そう思えるようにするのが、食事作法や食事の躾けの一番大事なところだと思います。

なんでここでこのようなことを書いているかと申しますと、不登校などと関わっていると、当事者の食行動が、いささか不自然に見えたり、美味しそうに食べていないことが、目についたりします。



例えば、異常な偏食傾向がある。

例えば、自分の食べ物を隠すように食べる人がいる。

例えば、人前では一切、食べようとしない。

例えば、箸の上げ下ろしや、マナーがあまりにもひどい等々。

あと、摂食障害である過食・拒食なんてのも当たり前のようにありますね。


食事というのが、愛情や人付き合いに深く関係していると言われています。

だから、いろいろな人と仲良くなるには、大抵のものなら美味しく食べれたほうがいいということですね。

だからこそね、食育の基本は、食事をいかに楽しむかというのが、一番大切になるんです。

楽しむためには、お互いに安心して、そして不愉快にならないように食事をする必要がある。

それが、洋の東西を問わず、発達してきたテーブル・マナーであったりします。


また、それが心身の健康や人間関係に重大な影響を及ぼしたりします。


美味しいものを、美味しそうに美味しく食べる。


食べるときに、お米やお野菜、お肉、お魚を育ててくださった自然や地球、農家や畜産家、漁師さん、そしてお料理と作ってくださった方々に感謝しながら食べる。


これが食育というものなのでしょう。


食べるという行為を、決して軽くみてはいけません。


案外、こんなところに『不登校・ひきこもり・ニート』に対処するカギが隠されているように思ったりします。





不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表』
巨椋修(おぐらおさむ)