生きづらさに対処する2

さて、前回の続きです。


前回は


同じ状況下でも、どう感じるか、どう考えるかというのは、その人次第である。


と、書きました。


そして、どのように考えるかは、その人自身の過去からの学習結果でもある。


とも書きました。


いま、「生きづらい」と感じている人も、その感じ方、考え方は、自分自身で学習した結果です。


つまりね、過去に何かつらいことがあった。


自分は何をやってもダメだと思うようなこと、思わせるようなことがあった。


それを学習してしまったんです。


これって凄くこわいことでね。





自分は何をやってもうまくいかない




なんて思い込んでしまったってことなんですよ。


無意識のうちに、自分はダメだって決めつけちゃってるの。


そんなこと思い込んじゃったらさあ、人に会うのだって怖くなってしまうじゃない。


そんな自分が許せないなんて人もいて、自分が許せないとか、自分が自分で認められないとかって思うと、他の人と対するときでも、妙に演技しようとしたりさ。


見栄を張っちゃったりしてさ。


自分のダメなところを隠そうとしてしまうじゃない。


そうすると、ますます他の人との人間関係がうまくいかなくなってしまうじゃない。


悪循環ですよね。


そうなると、とても生きにくくなってしまうと思うんです。


でもさ、わたしは思うんですよ、その学習したことは、必ずしもダメじゃなかったんじゃないかって。


いえ、つまりね。


これまでは、自分がダメだと思うことで、自分を守ってきたってことなんです。


そうしないと、そう思っていた人は、もっとひどい目に遭っていたかも知れません。


だから、過去のことはそれでいい。


過去、そうやって自分を守ってきたんだから、それはそれでいいんです。


過去や現在、生きづらいと思っているのなら、それを肯定的に認めることが必要だと思うんです。


自分に対して肯定的にならないと、自己否定ばっかりだとやっぱりしんどくなってきますからね。


過去のことは、それはそれでいい。


過去の自分は、そうするしかなかったんだから、過去の自分を許してあげる。受け入れる。


これが、生きづらさに対処する秘訣だと思うんです。


だって、過去そうしないと生きてこれなかったんですから。


そしてこれからだって、もし生きづらいとしても、それは自分にとって必要なことだと思うんです。


生きづらさを受け入れることが、生きづらくなくなることだと思うんですよ。


ダメな自分を受け入れるってことですね。


ダメでもいいじゃん。


だってそれも自分の一部ですから。(笑)




FHN放送局代表
巨椋修(おぐらおさむ)