【 高齢化するひきこもり 】

【配信日】 2008年11月17日

【出演】 巨椋 修(おぐら おさむ)、天正 彩(てんしょう あや)




●解説
え〜、巨椋(おぐら)です。
今回のFHN放送局のテーマは【 高齢化するひきこもり 】です。

え〜、放送をご覧になった方は、お気づきでありましょうが、あいかわらずお喋りが下手です。すみません。

最初の数分間、出たしの順番を間違えてオタオタしております。(苦笑)

ちょっとわかりにくくて申し訳ございませんが、ガマンして最後まで観てやってくださいまし。


さてさて、今回も資料の出どころは東京都の
【 ひきこもりの実態等に関する調査(若年者自立支援調査研究)結果 】です。


この調査結果によりますと、ひきこもりの状態になった時期は


25歳〜27歳がもっとも多く(約29%)

ついで13歳〜15歳が多い(約18%)


という結果が出ています。


25歳から27歳というのは、通常社会に出て数年がたっている年齢ですね。


そして、次に多い13歳から15歳というのは、いわゆる中学生。こういった人たちは【 不登校 】といわれる人たちです。


さて、次のデータ。

ひきこもりの7割は男性だそうです。

ただ、個人的に巨椋は、本当のところもう少し、女性もいるのではないかと想像しています。


そして、いま現実にひきこもりになっている人は

30歳〜34歳がもっとも多い(約43%)

という結果が出ています。


これは、実際とてもおそろしいことでね。

東京都のデータというのは34歳までしか調べていないんですよ。

これは、東京都だけではなくニートやフリーターの調査も【 若者問題 】と思われているせいか、34歳までしか調べていないんです。

もっとも多い年代である30歳から34歳の人たちは、数年後、どうなっているのかわからないんです。

文字通り【 ひきこもりの高齢化 】が、いま現実に進行していると考えていいでしょうね。








不登校・ひきこもり・ニートを考える FHN放送局代表

巨椋修(おぐら おさむ)