いい子いい親になろうなんてやめなはれ


いい母親になろうなんてやめなはれ




いい父親になろうなんてやめなはれ





いい子になろうなんてやめなはれ




だってしんどいじゃない。(笑)







これは、わたしが見て来た中からの意見で、私見なんですが、不登校やひきこもりの人たち、あるいはその親たちって、

「いい母親になろう」

「いい父親たろう」

「親に気に入られるいい子になろう」

って、七転八倒している人、してきた人が、少なくないように思えることがあるのですよ。

あるいは、人前では凄くいい人で、家庭に戻って家族だけになったときに反対であることなんかもあるみたいですね。


母親だったら、いい母、いい嫁、いい妻になろうと気にかけていて、どうしても結果が出せなくて、すごく落ち込んだり、荒れてしまったり。

子どもだったら、親に気に入られるようになろうとするんだけど、どうしても思いがすれ違ってしまっていたり。

父親だったら、妻を愛するよき夫、優しい父親、頼りになる父親たらんとしているのだけど、家族はまったく認めてくれなかったり、邪険にされていたり。



これね。

いい母親、いい子ども、いい父親。

これってちょっと無理があるんです。

よほど才能がないとできない。(笑)

よくうつ病の人は、生真面目な人が多いっていうじゃないですか。

それと似ているのかも知れない。

生真面目っていうのは、一種の完璧主義でしょ。

あなたが、学校ですべての教化で100点満点で、学園一の人気者で、恋人も学園一の人気者で、先生にも近所の人にも人気者で、社会に出ても、同じく悩むことも苦しむことも、心に痛みを感じないような人なら、完璧主義の才能がある。

それ以外の人は、完璧主義、生真面目の才能がないのですから、多少フマジメ、自堕落な方がのびやかにできるというものです。


ただね。


こう言うと、180度転換して超フマジメ。

超々自堕落になっちゃう人もいますね。

これも困ったもので。(笑)

チョイワルくらいが丁度よろしいのです。

ウシシ、なんて笑ってみてさ。

ちょっとサボってやろうとかたくらんでね。

それくらいが、一番おもしろい。

そしたらわたしが誉めて差し上げますよ。


「ムフフ、おぬしも結構ワルよのう……」


なんてね。(笑)